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本「深海のYrr 下」初コンタクトモノ。めちゃくちゃ面白い! [本]

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「深海のYrr 下」
著者 フランク・シェッツィング

★★★★★ (個人評価 ★多めならおすすめ)

Yrrとの交信を始めた科学者たち。
しかし彼らからの返信は驚愕すべき事実を告げるものだった。
彼らは何億年もの記憶知識をすべて共有し到底人類には到達できない境地にいた。
果たしてそんな彼らに人類を絶滅させないよう説得できるのか。
必死でコンタクトを取ろうとする科学者、そして裏では司令官が秘密裡にまったくの別行動を取っていた。その恐るべき策略とは。
地球は人類は一体どうなってしまうのか。

深海のYrr 〈下〉 (ハヤカワ文庫 NV シ 25-3)

深海のYrr 〈下〉 (ハヤカワ文庫 NV シ 25-3)

  • 出版社/メーカー: 早川書房
  • 発売日: 2008/04/23
  • メディア: 文庫

深海のYrr 上中下巻セット (ハヤカワ文庫)

深海のYrr 上中下巻セット (ハヤカワ文庫)

  • 出版社/メーカー:
  • メディア: -


サスペンス溢れる下巻。いや~読んでて興奮したわ。
なんというか映画観てる感じ。

遺伝子工学とか全然わからんしその説明は読むの大変やけどもそれを入れてもこの小説は面白かったわ。
ラストも納得いくしね。
ああ、こういうラストならありえるやろうなぁと思うわ(えらそう)。

けど、人間は多くの生物を絶滅へと導いていったわけで、自分たちだけは大丈夫だなんて確信はもてるわけないわけで。わけわけ言ってるけども。

深海のYrr下.jpg

特に微生物との共生というのは目に見えてないだけで、ずいぶんと恩恵を受けてるんだな、と。
彼らが居なければおそらく人間は生きていけない。
となると、このまま海洋汚染を続け、オゾン層を破壊し、森林伐採し、サンゴ礁をつぶして基地作って、ただで済むと思うなよ!ってことやね。
人類が地球上で一番偉く、生きる価値があり、何をしてもいいのだと思い上がることの怖さを教えてくれた。
自然からのしっぺ返しは案外早くやってくるかも。
いやもうすでにだいぶ地球は復讐しにかかってると思うわ。

もっと人類は謙虚にならないと!特に政治家という人種は!
この小説は映画化されたらしくそれも観るのが楽しみっすわ。
超長編ですがおすすめ。


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本「深海のYrr 中」海洋知的生命体との遭遇! [本]

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「深海のYrr 中」
著者 フランク・シェッツィング

★★★★★ (個人評価 ★多めならおすすめ)

海からの攻撃はますます過激になっていく。
大陸棚がゴカイによってとうとう崩壊し、大津波がヨーロッパ沿岸地域を襲う。
海岸地域はほぼ壊滅状態に。そして海の上では大型タンカーまでもが沈没する。
傍観者であったアメリカではニューヨーク、ワシントンに殺人バクテリアを満載したカニが大量に上陸し、人々を殺戮していく。
政治の中枢を内陸部に移したアメリカは、各専門家たちを集め対策に乗り出す。
そして海洋生物学者は驚愕の真実をみなに告げる。
これは深海に住む知的生命体が人類を滅亡へと導こうとしているのだと。
そんな中、メキシコ湾流がその流れを止めた。
地球は氷河期へと突入するのか、もしくはメタンの流出によって気温が上がるのか、どちらにしても人類の存続の危機がすぐそこに迫ってくる。

深海のYrr 〈中〉 (ハヤカワ文庫 NV シ 25-2)

深海のYrr 〈中〉 (ハヤカワ文庫 NV シ 25-2)

  • 出版社/メーカー: 早川書房
  • 発売日: 2008/04/23
  • メディア: 文庫

深海のYrr 上中下巻セット (ハヤカワ文庫)

深海のYrr 上中下巻セット (ハヤカワ文庫)

  • 出版社/メーカー:
  • メディア: -

【ネタばれあり注意】

いや~すごい展開やね。
もう目が離せないってのはこの事かと。
難しい専門用語の羅列に斜め読みする部分もあったりするけどそれぞれの登場人物の過去、生き方、悩み等々もすべてリアル感ありあり。

深海のYrr中.jpg

現在の地球環境の汚染具合も挿入されてるから、余計にあれ?これ今現在進行形のお話?と勘違いしそうなくらいやわ。
どこまで現実でどこからが空想なのか判断しずらくなってくるくらいにリアル(っぽい)。

しかしまさか、他の知的生命体との戦争に話を持っていくとはねぇ。
いやいやびっくり。
とても勝てそうにないけども。
どうなるのかわくわく!!!!
…でも下巻読むのが勿体無い…。
それぐらい面白いです。


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本「深海のYrr 上」人類を襲う海からの脅威!これは人類に対する復讐? [本]

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「深海のYrr 上」
著者 フランク・シェッツィング

★★★★☆(個人評価 ★多めならおすすめ)

深海で蠢く新種のゴカイ、この生物のせい(間接的に)で海底に眠るメタンガスが海に放出される。
時を同じくして、クジラ、オルカが小型の船を襲うようになる。
海の生物の異常行動はこれだけではなかった。
毒くらげの大量発生、ロブスターに潜む吸血バクテリアが人間の命を奪う。
果たしてこれは長い間人間に汚染され搾取され続けてきた海の復讐なのか?!

深海のYrr 〈上〉 (ハヤカワ文庫 NV シ 25-1)

深海のYrr 〈上〉 (ハヤカワ文庫 NV シ 25-1)

  • 出版社/メーカー: 早川書房
  • 発売日: 2008/04/23
  • メディア: 文庫

深海のYrr 上中下巻セット (ハヤカワ文庫)

深海のYrr 上中下巻セット (ハヤカワ文庫)

  • 出版社/メーカー:
  • メディア: -


おわ!めちゃくちゃ面白いやん!
生物学や海底地質学の説明は長く難しいけど、なんとなく雰囲気でさ、ほら、なんていうの、わからんけどわかる…みたいなさ。

海底に眠るメタンガスの話はどっかで聞いた事あったけど、確かにその埋蔵量を考えたら石油が枯渇しても代替できるわな。
しかし二酸化炭素より数倍も地球温暖化を進めてしまうメタンをどのように採掘するか、が課題みたいね。
しかもまだまだ未知の領域である深海での採掘はリスクが読めない。
深海のYrr上.jpg

そうやってメタンを手に入れたい企業とか、政府とか、海洋学者とか様々な思惑が絡まって余計にこの小説を複雑に面白くしていく。
まだまだ中、下、とあるから楽しみだわ。

しかし日本の捕鯨はやはり世界から蔑視されてるんだねぇ。
詳しく内実を知らんから意見は言われへんけども。
ただ別にクジラはムリして食べなくても…とは思うけどね。



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本「南の島の花嫁」ジャマイカの農園で伯爵との恋が… [本]

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「南の島の花嫁」 著者 キャサリン・コールター

★★★☆☆ (個人評価 ★多めならおすすめ)

イギリス伯爵の次男であるライダーはジャマイカにある伯爵家所有の農園で怪しい出来事が起こっていると聞き調査にやってきた。
そこで隣の農園令嬢である19歳のソフィアがライダーを誘惑してくる。
彼女には三人の愛人がいるらしい。
果たして彼女は本当に稀代の悪女なのか?

南の島の花嫁 (MIRA文庫)

南の島の花嫁 (MIRA文庫)

  • 出版社/メーカー: ハーレクイン
  • 発売日: 2008/05/15
  • メディア: 文庫


途中ちょっとソフィアの警戒心にいらいらさせられたけど、ラスト近く心温まるエピソード満載でほんわかしたわ。
やっぱし子供が出てきたらあかんわ、弱いわ。

南の島の花嫁.jpg

不幸な子供が幸せな環境に…っていうのがあるともうそれだけでその小説はOKになってしまうわ。
てことでこの小説はOKです。
なかなかサスペンス色も強かったしね。

 


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映画「雨を告げる漂流団地」小学生たちが古い団地で漂流する?! [映画]

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「雨を告げる漂流団地」
 2022120分日本映画アニメ

★★☆☆☆(個人評価 ★多めならおすすめ)

監督 石田 祐康
出演者 航祐(田村睦心) 夏芽(瀬戸麻沙美) のっぽ(村瀬歩)

小学六年生の航祐と夏芽は同じ団地で育った幼馴染。
夏芽は両親が離婚しており、航祐の祖父をまるで家族のように慕い育った。
祖父が亡くなるときに航祐が言った一言で夏芽とは疎遠になってしまう。
お互い素直になれないまま日が流れた。
夏休みが来て、取り壊されようとしている思い出の団地を探検する航祐たち。
そこには夏芽がいた。
そして大雨が降ったあと、いきなり団地ごと大海原で漂流していることに気づく。
一体何が起こったのか。航祐たちは元に戻れるのか。

 

小さい頃から兄妹のように育ち仲の良かった航祐と夏芽。
ところが、些細なことで関係がぎくしゃくしてしまう。
小さい頃は男女関係なく遊んでても、小学六年生ともなると自然と遊ばなくなるよね。
今は違うのかな。

雨を告げる漂流団地2.jpg

監督はこれが長編二作目となる方。
「ペンギン・ハイウエイ」を撮られた方らしいけど、私は未見。
なんとな~く、わけわからん系ちゃうかなと敬遠してました。
今回の映画は、大好きなサバイバル系だと思ったので楽しみにしてました。
全国公開と同時にNetflixでも配信されたので鑑賞。
いや~今はもう映画館に行く必要なくなったねえ。
大スクリーンで観たいと思う以外は行く必要ないやん。
便利な世の中になったものだわ。

夏休みにお化け団地と呼ばれるようになった昔住んでた団地に幽霊を探しに行くことになった航祐たち。

雨を告げる漂流団地.jpg


そこにはなぜか夏芽がいた。
気まずい二人。
そこに、大雨が降ってきて気が付けば航祐たちは団地ごと漂流していたというお話。
団地がそもそも浮くかいな!というのは置いといて、夏芽の知り合いであるのっぽの正体やそもそもこれは夢なのか現実なのか…みたいな興味を惹かれる導入部。

色々想像したわ。
夢落ちなのかとか、夏芽は実はもう死んでて…とか(考えすぎやった)。
夏芽が蓄えていた食料や飲み物で最初はなんとかなる。
だんだんたくわえが少なくなってきたとき、いろんな建物が流れてくる。
食料を探すために建物に乗り移る航祐たち。
ここら辺ははらはらさせるね。

流れてくる建物は古い。
昔の建物みたい。
航祐のいる町にあった建物。
でも取り壊されたはずの建物も流れてくる。
ここら辺の意味は全然わからなかったわ。
夏芽が過去に囚われてる風だからそこら辺の都合かな?

団地が漂流しているのも、町全体が水没したからなのか…と思わせるんだけど、流れてくる建物が何かしら思い出のある建物たち。
そのことから町が水没したからではないと推察される。

そして、団地にいた夏芽の知り合いのっぽの正体。
彼がいたからお化け団地と呼ばれていたのか、それとも夏芽がこっそり忍び込んでいたからなのかはわからない。
のっぽの正体はまぁいいんだけど、彼があの団地の精霊だとしたら彼はあそこから出ていくことはできないのでは?
まぁだからこそのラストなんだろうけど。

面白かったのよ。
展開も一体なんでこうなったのか、とか、夏芽のこだわりっぷり(イラっとするけど)とか。
はらはらどきどきするしね。
素直になれない小学生ってのもわからなくはない。
ん~。なのになぜもやもやしたのか。。

私には難しすぎて意味がわからんかったからやな。
一体何を言いたいのか。
映画の紹介にはひと夏の別れ…って書いてたけど、のっぽくんとの別れ?
それとも、子供からの卒業?
その辺は勝手に想像するしかないか。

ただのサバイバル異世界ものでもなく、夢落ちでもなく、青春でもなく。
ごめん、やっぱりよくわからん。
何が伝えたかったんやろ?

まぁこうなるやろな…なラストとか、え?写真あるの?とか、結局航祐と夏芽の仲直りのための冒険?とか、ちょっともやっとする映画でした。
でも展開はめちゃくちゃ面白いし、どうなるのかどきどきするし、意味を色々考えさせられるしこれはこれで良かった。
キャラクターもみんな良かった。
小学六年生にしてはしっかりしすぎてる気もするけども。

私がこの映画観て感じたのは、過去との決別…みたいな感じ?
思い出の中に生きていても何も変わらない、前を向いて…みたいな?
知らんけど。
私はよくわからんかったけど、そもそも映画ってすべてが何かを伝えようとしてるわけちゃうやろし。
これはこれであり!と思います。


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