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本「私という病」女を諦められないとき… [本]

「私という病」 著者 中村 うさぎ

★★★★☆ (個人評価 ★多めならおすすめ)

筆者は47歳になり女として価値が下がったことに悲しみ、自分に欲情する男が欲しくてデリヘル嬢になる。
詳細な自己分析、男に対する憎悪等々リアルで生々しい体験記。

私という病(新潮文庫)

私という病(新潮文庫)

  • 作者: 中村 うさぎ
  • 出版社/メーカー: 新潮社
  • 発売日: 2014/11/07
  • メディア: Kindle版


まず冒頭から共感。
女は年齢と共に性的対象からはずれていく。
そしてその事は自身の価値までもが貶められたような気になる。
「誰かわたしに欲情して」と叫ぶ筆者はまるで自分の事のようだった。

私という病.jpg

私も自分の価値を「男から見て抱きたくなる女」という部分に置いているところがある。
本当はそんな所に人間の価値があると信じてるわけではないんだけど。
男性から求められなくなったら自分に価値がなくなった…と考えてしまう。

今の私は母親であり主婦であり妻であり会社員である。
妻=女ではあるんだけど、無料でいつでも出来る手軽なセックス相手=妻でもあるわけだ。
女としての魅力というやつは年齢にあるわけではない!と理想論としては言えるかもしれない。
でもやっぱり「男が勃つ女」でありたいと思う私は筆者と同類なんだと思う。

自分が女である事を上手く利用できず足掻き、若い女と年増を区別する男に憎悪し、自分の性的価値にこだわり続ける。
なんだか人事じゃないと思った。

でも筆者のようにデリヘルはできない。
私にとってデリヘルは「お金を払ってまでもヤりたい女」というわけじゃないと思うから。
風俗で働いて売れっ子になっても自分の価値を金銭的に高いとは思えないんだよね。
あくまで「風俗」という世界での価値であって一般で価値が高い女というわけじゃない気がするから。
その点で言えば私の自尊心というのは筆者より数倍(無駄に)高いんだろうな。
他にもヤる女はいっぱいいる。
でも私に欲情し、私を抱きたいと思って欲しいわけよ。
たいした女でもないって事はわかってるつもりなんだけど、それでもいつまでも性的欲望の対象になりたいんだよねぇ。
あ、もちろん男なら誰にでも欲情されたいわけじゃなく、自分的に「これ」と思った男にのみ欲情されたいわけ。
なんちゅうか、これってホント年々きつくなっていく願望だな。
一体何歳になればそういう思いから解放されるんだろうね。
そういう面で私は筆者と同じ感覚の持ち主なんだろうな。。。。

とりあえずあまり老けないように努力だけはしようと思いますです。

北陸 あわら温泉 まつや千千

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北陸 福井 あわら温泉 美松

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タグ:中村うさぎ
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