映画「ドアロック」一人暮らしの女性がストーカーに遭うお話 [映画]
「ドアロック」 2018年103分韓国映画
★★☆☆☆(個人評価 ★多めならおすすめ)
監督 イ・グォン
出演者 コン・ヒョジン キム・イエウォン キム・ソンオ
銀行の契約社員のギョンミン。
ある日住んでいるマンションのドアロックに不審な粉が付いていることに気が付く。
ドアロックのパスコードを変更したその夜、誰かがドアロックを開けようとする音がする。
警察を呼ぶが何の被害もないため相手にしてもらえない。
そんな時銀行で変な男に絡まれる。
助けてくれた課長と一緒に帰宅するが、その課長がギョンミンの部屋で殺されてしまう。
一体誰が?
【ちょっとネタバレしてます。注意】
これを観たあとは一人暮らしが怖くなるね。
私は一人暮らしちゃうけども。
主人公のギョンミンはやたらモテる。
銀行の課長にも、お客にも、ストーカーにも。
ドラマ「最高の愛」の時も思ったけどそない美人なわけでもないけどなぁ。
韓国では美人なのかな。
ストーカーの正体がわからずドキドキハラハラ。
ていうてもね。
もしかしたらこの人か?みたいなのはあったねん。
けどさ、どんでん返しあるんかと思うやん。
犯人ぽくない人が犯人のはず!という思い込みがあるやん。
まぁまぁ犯人ぽいな?って人が犯人やった。。。
まぁはらはらはします。
この犯人は結構頭おかしい系。
好きになった女性を監禁し、逃げられないように足を切り落とします。
ミザリー思い出したわ。
映画の最初の方でギョンミンの部屋でシャワー浴びたり一緒に寝たりしててね。
あ~彼氏いるんや…と思ってたら…。
ぎょへーーーー。同じ歯ブラシ勝手に使われてるし!!
という鳥肌もののびっくりはあるけども、その犯人がさ。
どうやって麻酔薬やらそういうの手に入れてるんやろ。
ネットとかで買えるんやろか。
その辺はわからんまま。
もっと、警察がギョンミンの言うことに懐疑的で信じない…という展開の方が面白いんじゃないかな。
なかなか犯人がしっぽを掴ませないっていうような。
すぐ自分の犯罪バレてるし、あんまり頭は良くない。
そういうとこでちょっと面白味が薄れた感じ。
ギョンミンもそない戦うわけでもないし。
はらはらするシーンはまぁあるけど、そうなるよな…みたいな展開が多かったかな。
先が読める感じ。
ストーカーものって色々あると思うけど、王道ストーカーもの映画でしたわ。
ひねりもないし。。
てことで、星は二つかな。
映画「サイレント・トーキョー」クリスマスイブの東京。渋谷が爆破される!爆弾テロとの戦いは。 [映画]
「サイレント・トーキョー」 2020年日本99分
監督 波多野貴文
出演者 佐藤浩市 石田ゆり子 西島秀俊 中村倫也
クリスマスイブの東京。
買い物客でにぎわうショッピングモールに爆弾を仕掛けたとテレビ局に電話が入る。
半信半疑で向かうクルー。
そしてそこには本当に爆弾が仕掛けられていた…。
犯人は総理大臣と話がしたいと要望、叶えられなければ渋谷を爆破すると予告。
テロには屈しないと総理が断言、そして若者で賑わう渋谷駅前は…。
【犯人以外はわりにネタバレ気味注意】
なかなかの緊迫感。
巻き込まれた主婦、テレビ局のAD(手首に爆弾をつけられている)、爆弾犯を追う刑事、怪しげな男、怪しげなイケメン、、、等々人物像もそれぞれ魅力的。
ただし、それぞれの背景だったり性格だったりを詳しく描くわけではない。
けどな~ここでちょっと違和感が。
爆破予告があるにもかかわらず閉鎖があまりにもひどい。
爆破をスマホで撮影しようと、動画を撮る若者たち。
ものすごい騒ぎ。
警官が出動しているけどあまりにお粗末。
もっとやりようはあるやろ。
なんか時間ぎりぎりに到着して、バリケードはるわけでもなし、人海戦術だとしてもそない警官いないし。
車の屋根からスピーカーで避難を呼びかけるだけじゃ誰も帰らないやろ。。。
みんな爆破なんて信じてない。
たぶん警察すら。
だからこそのあの警備になったんだろうけど。
死傷者大勢。
ただの野次馬が大勢、大けが。
私なら絶対行かないけど。
平和ボケした日本ならああなるのもまぁわからなくもない。
ありえんわ。。。
総理大臣は戦争を容認する発言をしている人。
日本を戦争のできる国にしようとしているっぽい。
総理官邸前では戦争反対のデモが行われている。
彼らは手首に爆弾を付けられ、いいなりになるほかはなかった。
と言いつつ、ADの手首の爆弾は主婦がつけたんやけどね!!
犯人からの指示とはいえ、他人の手首に爆弾をあっさりつける神経。。
それを受け入れるAD。
いやいやもっと怒れよ。私ならこの主婦を恨むわ。
ほら、けどミステリーではたいてい一番怪しい人物は犯人じゃないというセオリーがあるやろ?
そのままストレートに犯人なのか、スケープゴートなのか。
ここらあたりは色々考えたなぁ。
もともと性格に難はありそうな体だけど(家庭環境のせいか?)いちいち言動がおかしい。
その中村と合コンをした女性たち。
広瀬アリス演じる真奈美の能天気さにいらいらした。
わざわざ爆破予告のある渋谷に気の乗らない友達を連れていく。
結果、友達は重症を負う。
いやあまりに能天気すぎるわ。
ん??なんで??みたいなとこはあった。
けど、犯人はなかなかわからなかった。
でもね、やっぱりあまり納得いかない。
理由が。
いくらなんでも、一般大衆を大勢殺すかな?
渋谷なんかに爆弾しかけたら恐ろしい被害があるやん。
それを自分の主義主張に対し正当化するなら、もう正義じゃないやん。
いや、最初から正義なんて求めてないのか?
だから★は三つで。
色々訳アリっぽい。
そこまで過去や性格、人となりを描くわけではないので感情移入はできない。
どれもなんとなく違和感。
そこがのめり込めなかった理由なのかな。
犯人の理由を聞いても、え?だから爆破したの?え?みたいな。
納得いかんわ!!大量殺人の理由がそれ??おかしくない?って。
けどやり方がおかしすぎる。
まぁ精神が崩壊してたんだろうけどさ。
それならもっと異常性を出しても良かった。
主義主張のためなら人殺しも辞さないのはテロリストの典型なんだろうな。
やり方がまずい…とは思わなかったんだろうか。
それを言ってしまうと映画が成り立たないけども。
映画の進み方や渋谷爆破とかなかなか面白く前のめりで観れただけに、理由の浅さにがっかり…。
もう少し人物に深みを持たせて、理由をあれにするなら犯人の精神の異常性を見せるとかなんらか納得いくようにして欲しかったな。
難しいね。
後半まで面白かっただけに尻すぼみ感がもったいないと思ったわけです。
渋谷でどうやってこの映画撮ったんやろ…と疑問だったから解決。
エキストラを1000人ほど集めて渋谷駅前をセットで完璧に作り上げるなんてすごいわ。
それを知ってからもう一度そのシーンだけ観たいと思った。
本物の渋谷駅前だと思ってたわ。
その努力はものすごいね!!
コロナ禍の今ならあんなに大勢のエキストラは無理じゃないかな。
全員にPCR検査なんて無理だもんね。
まぁクリスマスイブやしマスクもありだけど、全員マスクしてたら異様やもん。
コロナのせいで映画もまともに撮れない世の中になったね…。
どきどきはらはらしたのが渋谷のシーンのみだったから。。
なんかもったいない映画でした!楽しめたけど!
映画「最強殺し屋伝説田岡」京都の殺し屋田岡に密着! [映画]
「最強殺し屋伝説田岡」 2021年96分日本映画
監督 阪元裕吾
出演者 伊能昌幸(田岡)
果たして最強の殺し屋の日常とは…。
映画監督が殺し屋を紹介してもらい、彼の日常に密着する。
淡々と仕事として殺しを行う様子を手持ちカメラで追う。
なんか、こういう仕事が本当にあるんちゃうかと思えるくらいふつーのドキュメンタリーに見える。
ぼそぼそカメラマンが質問して、それにふつーに答える殺し屋。
殺しもふつーに電車に乗って、コンビニでお昼ごはんを買って、牛丼食べながらターゲットを狙う。
撃ち終えると「お疲れさまでした」とまた電車に乗って帰っていく。
なんだろ、映画としてはそこまで大きな事件もないし、出てる人も全員知らない人だし、なのにめっちゃ面白く観れた。
テレビで警察24時ってあるやん。
ああいうのを観てる感じ。
自分には他の人の普通ができない、普通のレベルが高すぎると話す。
彼女が欲しくて友達に紹介してもらっていい感じに思えたけど、結局ラインも無視されるように。
ここもあとできちんと回収される。
うまいなぁ。
でも途中アクションシーンが長くて少しだれたかな。
あと田岡以外の殺し屋は禿げたおっさんを除いてみんなちょっと嘘くさい感じ。
これは比較で田岡を普通に見せるためなのかな。
田岡だけがふつーに見えたな。
いや、殺し屋やし普通じゃないねんけどね。
これ、田岡役の人の演技がめっちゃ自然だったから良かった。
ほんとふつーに答えてて、ああこういう感じだよねきっとってすっごくリアルに思える。
そこがこの映画の魅力で面白いとこ!
本当のドキュメンタリーを観てる感じ。
ほんと普通の人なんよ、答え方とか言い方とかが。
でもやってることは人殺しで普通じゃない。
殺し屋仲間もまた面白くてさ。
みんなちょっと癖が強くてちょっと演技臭いんだけど、そこに田岡が入ることによってリアルに思えるんだよねぇ。
殺し屋同士の飲み会とかさ。
もーーーなんかあるあるっぽくてめっちゃ面白かった。
先輩殺し屋のおっさんが若い殺し屋に説教するとことかさ。
ありそう!てか会社でもありがち!
なんかこういう作り方って斬新に思えたし、ほんと面白かったわ。
田岡がかっこよかった。
低予算でもここまでアイデア次第で面白くできるんやねぇ。
これはU-NEXTで有料で観たけど後悔はない!!!
有料っつってもポイント消費しただけやけどね。。
映画「モンスター・ハンター」突然モンスターのいる異世界に飛ばされた特殊部隊隊長。 [映画]
「モンスター・ハンター」2020年アメリカ104分
★★★★☆(個人評価 ★多めならおすすめ)
監督 ポール・W・Sアンダーソン
出演者 ミラ・ジョボビッチ(アルテミス) トニー・ジャー(ハンター)
荒野で行方不明になった仲間を探すエリート特殊部隊。
ところが突然の雷に巻き込まれ気が付くと巨大なモンスターが跋扈する世界にいた。
近代兵器が役に立たないモンスターに仲間が次々とやられていく。
たった一人生き残った隊長アルテミスはモンスターを狩るハンターと出会う。
そして彼とともに元の世界へ戻る術を探ることに。
立ちはだかるモンスターたち。果たしてアルテミスは元の世界に戻れるのか。。
モンスター・ハンターをプレイしてない私。
旦那や娘がやっているのを見てただけ。
それでもめちゃくちゃ面白かった!!!
いや、あれ人間には倒すの無理よ。
近代兵器でも倒せないのに、剣で倒すとか。
まぁしょうがないけどもさ。
突然の稲光、突風により異世界へ飛ばされる。
砂の中を自由に行き来する巨大なモンスターに遭遇。
銃で応戦するも全然倒せない。
ようやくのことで逃げ延びたが、次は巨大な蜘蛛みたいなモンスターが。
ここで仲間たちが次々やられていく。
アルテミス(ミラ・ジョヴォヴィッチ)がもう強いのなんのって。
バイオハザードの監督らしいから、ミラ大活躍。独り舞台。
異世界でモンスターを倒す職業のハンターと戦うんだけど、アクションすごいな。
これ、本人がやってるんやろか。
そんなわけないか。
恐竜っぽいけど。
ゲームのモンハン知らんけど。
お約束。
けど、見てて楽しい。
主要人物は死なないのもいい!!!
え?嘘?まぢ?みたいな衝撃いらん。
映画好きに怒られるような感じやけど。
そもそもどきどきはらはらもそないいらん。
何のために映画観てるねん、と自分でも思うけどさ。
あまりにはらはらすると。
そう若くもないんやし気をつけないと。
で、この映画はお約束が完璧で観てて気楽に楽しめる。
ミラは強いし。まぁそれだけとも言えるけども。
もし異世界に飛ばされたのが自分だったらすぐ死ぬやん?
これはもう瞬殺やん?
水洗トイレとコンビニが無い時点ですぐ死にたいやん?
だからこそ、ミラの完全無敵っぷりにうっとりするんかもね。
あ、あと、アイルーが可愛くない。
これはちょっといただけない。
料理作ってくれるんだけど、おそらく毛が入ってる。
現にビールに毛の塊が入ってた。
ちょっと料理人には向かないんじゃないかな。
もっと可愛く小さくしておともさせた方がいいんちゃうやろか。
それをなんとかしようとハンター仲間と向かう。
当然そこには塔を守るドラゴンがいます。
当然炎吐きます。
異世界への穴が開いたまま。
じゃないと続編作れないからね。
興行収入良かったら続きやるかも?みたいな終わり方なので、続編楽しみにしてます。