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舞台「朗読活劇 信長を殺した男2023」講談と朗読と最小限の動きの舞台 [舞台]

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「朗読活劇 信長を殺した男」
 2023427日~430


★★★★★(個人評価 ★多めならおすすめ)


東京芸術劇場 シアターウエスト
原作「信長を殺した男~本能寺の変431年目の真実~」
漫画 藤堂祐
原案 明智憲三郎
ヤングチャンピオン


脚本 岡本貴也、江頭美智留

演出 岡本貴也


Wキャスト

桔梗―ききょう
明智光秀…相葉裕樹
織田信長他…立花裕大
豊臣秀吉他…安井一真
徳川家康他…加藤良輔
煕子/玉【ガラシャ】…小宮有紗


木瓜―もっこう

明智光秀…陣内将
織田信長他…健人
豊臣秀吉他…吉高志音
徳川家康他…葉山昴
煕子/玉【ガラシャ】…黒沢ともよ


あまりにも有名な本能寺の変。どうして明智光秀が主君である信長を討ったのか…その謎に新たな角度から真実に迫る。





私は桔梗チームを観ました。
出演の役者さんが全員素晴らしかった。
推しは言うまでもなく。

信長を殺した男2.jpg

そして明智光秀は謀反を起こした悪者としてではなく、愛する者たちを守るため主君を討った自分の信念に生きた男として描かれている。


この説にはなるほどなぁ…と思わされた。
いやまぁそこまで歴史に詳しいわけではないんだけど。

織田信長を殺した男.jpg


この舞台は、朗読、講談、そして最小の動き、で作られている珍しいパターン。

セットは組まれているけれど、基本演者さんたちはそれぞれの卓の前に座り朗読する。
そして語り部が次々と変わる講談を挟みつつ物語が進んでいく。


この講談が良かった。

それぞれの思惑、心情、動きが講談によってリアルに理解できる。
朗読劇だと演者さんの心情までは想像するしかない。
口調だったり表情だったりしかないから。
でもきちんと動きや気持ちを講談で教えてくれるのでまるで演者さんたちが生き生きと動き歩き回っているかのように感じられる。
演者さんたち基本は卓の前に座っているだけで動きは上半身のみなのに。


このパターンはめっちゃ良かったな。

しかも演者さんはそれぞれの役柄以外に語り部としても講談される。
主人公明智光秀を演じる相葉さんは語り部はなかったけどね。


この相葉裕樹さん、初めて観させて頂いたと思うんだけど顔も声もとても素敵。

めっちゃ好み。
それに演技もすんごく良かった。
人の良い、そして妻を一途に愛する男、明智光秀を違和感なく演じておられた。
演技に笑顔、そして声の張り、主人公にふさわしい貫禄。
推しが居なかったら好きになってたわ。


豊臣秀吉他を演じた安井一真さん。

この方もまた秀吉を演じるにあたりめちゃくちゃ嫌な感じで(誉め言葉)印象深かった。
他にも家来や足軽を演じているんだけど、それぞれみんな嫌な男っぷりがもう最高だった


徳川家康他役の加藤良輔さん。

この方も薄幸の家康に合ってたなぁ。


そして唯一の女性、小宮有紗さん。

明智光秀の妻、娘、そして語り部としてたくさんの女性を演じておられた。
眼が大きくてめちゃくちゃ可愛い方。
舞台が初めてだと言われてた気がしたけど、そうは思えないほどの声。
活舌も良く聞き取りやすかったし、なんせ迫力があったわ。
あんなか細い小さい可愛い女性が、本能寺での戦を迫力のある声でしっかり講談されてたことが驚きだった。

そして私の愛する推し、織田信長他役の立花裕大さん。
和服が似合う似合う。
顔が濃ゆくて武士になっても強そう。
そして最初に少し語り部をしてそのあとは織田信長として、舞台セットの上方に鎮座。
彼の声は大きくてよく通る。
そして活舌よく話すために口を大きく動かす。
その結果はっきりと聞こえるし、もともと声がよく響く人なのですんごく舞台向き。
まぁその分、どアップになる映像方面にはあまり向いていない感じではあるけども。
でもなんか最近微妙な表情の演技や声色がすんごくうまくなってて感動したりもしてる。
推しはどんどん成長する男!

推しは普段にこにこにこにこしててほんわかした方なんだけど、信長という魔王にしっかりなりきってた。
ものすごい迫力だった。
顔面と目力は確かに普段から最高レベルにあるんだけど、口調、そして睨みつける眼力、すべてが信長というカリスマ性のあるそして自らの権力に溺れていく男を本当に上手くあらわしてた。
側近の全幅の信頼を置いていた男に裏切られたと知った信長。
どれほどの悔しさと哀しさ、そして無念だったろうか。
光秀をこれほどまでに信頼していなかったら起こらなかったであろう悲劇。
それでも立花裕大演じる信長はラスト片頬に笑みを浮かべる。
自らに対する皮肉もあったろうけど、光秀に対する称賛もあったのではないかと感じた。
そして自分が作ってきた戦乱の世でいつかこうやって自分も討ち取られる日が来るであろうことも予見していたんだろうな。
それが光秀によるものだったとは予想もしていなかった、だからこその笑みだと思う。

ああ、こういう演技もできる人なんだ…と改めて知ったわ。
常にイケメンで明るくてリーダー的ででもちょっと抜けてて…みたいなイメージを払拭したね。

舞台演出も素晴らしかった。
紙吹雪を効果的に使ってた。
信長が切腹するときに紙吹雪をぱぁっと撒くのはうっとりしたわ。
そして舞台から退出するときに舞う大量の紙吹雪。
ライトで赤く照らされた大量の赤い紙吹雪。
とても不穏でそれでいて凄まじいほど美しい。


言葉と表情だけで演じないといけない朗読劇。

彼は朗読劇は何度か出演しているので勝手はわかってるんだろけど、そこに講談が加わりそれぞれの役柄も変わっていくスピード感溢れるやり取りは初めてだったろう。
彼は今、人気絶頂にあるので出演作が目白押し。
この朗読劇もきっと練習量は少なかっただろうと想像できる。
出演舞台の合間にこの朗読活劇を挟み、そしてすぐまた舞台。
他の方々と共に練習する機会も少なかったろうと思う。

ファンからみて大丈夫かな、と心配するほどの過密スケジュール。
でも彼はいつもファンの期待を越えてくる。
笑顔で元気にファンの前に立ってくれる。
今回の信長役もかっこよかった。
また新たな可能性を見せてくれたわ。
これ時代劇もいけるな…と。
ぜひ出演して欲しいわ。


5月中旬から「キャッテリア」ホスト役。

5月下旬 ファンイベント
7月中旬から「ケイ×ヤク」W主演の一人。公安警察役。
9月「刀剣乱舞 すえひろがり」ミュージカル刀剣乱舞野外祭り
秋「ナナシ」死神役


わかってるだけでもうこれだけ決まってる。

舞台だと稽古に一か月以上かけるから暇がないのは素人でもわかる。
この合間に配信だったり、グッズの撮影だったり、雑誌等の取材が入るし。
出演が多いのは嬉しいけど、身体壊したりしないかな~と親目線で心配にはなるな。
最近、同じ2.5次元界隈の俳優さんたちが入院したり、舞台降板したりするのが相次いでいるので余計に不安ではある。


まぁそんなことを親でもない私があれこれ言うことではないけどもね。

ファンは推しを応援するだけ。
グッズ購入し、チケットを買い、遠征するのみ。
推しを応援する手段は、購入と舞台を観に行くことしかないから。
立花裕大の出る舞台は常にチケットが取れない(ファンとしては大変だけども)状態を作らねば!と思ってる。


推し活のおかげで幸せ多いし、毎日楽しいし、舞台とか映画観ることで色んな知識、そして感情を得ることができてる。

唯一のデメリットはお金かかる。。。。
その辺は優先順位をつけながら楽しみたい。


次の舞台が楽しみ。

次はホストの立花裕大が待ってるのでもうめちゃくちゃ楽しみで楽しみすぎて仕事も頑張ろうと思えるわ。
彼は不器用そうなのであまりホストには向いてない性格な気はするけど、なんせ顔面が国宝級なので全て許せるわ。
5/24の段階ですでにホスト舞台は終了。最高だったのでまた長い感想書くと思う)


チケット争奪戦もグッズ争奪戦も大変だし、ファンにとっては現在が戦乱の世だけどそこを楽しんで生きていきます。

 



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