本「サンシャイン&ヴァンパイア」人狼や吸血鬼が普通にいる世界での恋愛とは [本]
「サンシャイン&ヴァンパイア」 著者 ロビン・マッキンリイ, 藤井 喜美枝
★★☆☆☆ (個人評価 ★多めならおすすめ)
ヴァンパイア、獣人、デーモンという「魔」のものが普通に存在している世界。
家族経営のコーヒーハウスでパンを焼いているサンシャインはある夜、湖畔でヴァンパイアに連れ去られてしまう。
連れて行かれた先は古びた屋敷。
そこには一人のヴァンパイアが囚われていた。
サンシャインはそこで長年封印してきた魔法の力で自分とヴァンパイアを救い出す。
そしてその結果ヴァンパイア同士の抗争に巻き込まれてしまう。
サンシャインは助け出したヴァンパイア、コンスタンティンと共にマスターヴァンパイアをやっつけることができるのか。。
ダークファンタジーかな。
なかなか面白かったんだけども、文体でどうしても気になるところが。。。
例えば「このパンはすごく美味しい。今にも死にそうなほど空腹ということを考慮しても」というような表現があまりに多いということ。
最初に肯定あるいは否定して、そのあと条件付けする。
この表現がユーモアを利かせているのはわかるのだが、こうも多いと食傷気味。
すべての文がこうなっていると言っても過言じゃないくらい多い。
これが気になって仕方がない。
内容が入ってこない(言い過ぎ)。
それを除けば世界設定も面白かったし、ヴァンパイアの生態も新たな解釈で面白かった。
ありきたりの吸血鬼ものではなかったな。
美貌の吸血鬼と恋愛…というのはハーレクインでは定番のお話なんだけど、これはハーレクインシリーズではないからな。
そこまで甘々ってわけではない。
それでも吸血鬼との恋ってなんでこんなにわくわくするんやろねぇ。
ラストがどうも中途半端だったので、続篇を期待。
もともと続編ありきの小説なんだろうな。
たぶん、続編買う頃にはすっかり内容忘れてると思う。
続編買うのやめようかな…。
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