本「ヒルダよ眠れ」妻殺しの罪で逮捕された友人の無実を信じて… [本]
「ヒルダよ眠れ」 著者 アンドリュウ・ガーヴ
★★★★☆ (個人評価 ★多めならおすすめ)
妻が部屋に充満したガスによって死んだ。
打撲傷があったのも含め犯人は夫のジョージとされカレは逮捕される。
たまたま休暇でジョージの元を訪れたマックスは彼の無実を信じ独自で調査を始める。
人の良いジョージからの印象では死んだ妻ヒルダは温厚で大人しく貞淑なイメージがあったのだが、聞き込みをするにつれて違った姿が現れてくる。
果たして誰がヒルダを殺したのか。
1957年に初出した本書だが今読んでいても全然古さを感じない。
サイコ的な展開もあり読んでいて面白かったわ。
しかもヒルダ以外(犯人も含めて)悪人が出てこないのもいいね。
これ読んで私も娘を自分の型に嵌めてないかどうか心配になったわ~。
この子はこうだ!と決めつけることの怖さ。
私が殺人の容疑で逮捕されたらマックスみたいに無実を信じて動いてくれる人はいるんだろうか。いないような気がする…凹
案外、「いつかやりそうな気がしてました」とか言われるんちゃうやろか。
……。
普段からの行動に気をつけよう。
ミステリとしてもサスペンスとしても秀逸な一品…だと思った。たぶん。
タグ:ミステリー
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