漫画「進撃の巨人」巨人に囲まれた世界で生きる人々…

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「進撃の巨人」全３４巻　著者　諌山 創

★★★☆☆ （個人評価　★多めならおすすめ）

どこから現れたのかわからない巨人たちが突然人類を襲った。
滅亡を防ぐため、人類は巨大な壁を築きその中で暮らしていた。
父母、そして孤児のミカサと共に暮らすエレン。
彼は壁の外の世界をみたくて、壁外へ出られる調査兵団への入団を希望していた。
エレンが10歳のとき、超大型巨人に壁を壊され壁内に侵入してきた巨人に母を殺される。
巨人の駆逐のためエレンはミカサと共に調査兵団へと入団することに。

【コミック】進撃の巨人（全３４巻）

• 作者: 諫山 創
• 出版社/メーカー: 講談社
• 発売日: 2021/06/09
• メディア: コミック

初めてこの漫画読んだときは衝撃やったわ。
こんな絵で連載できるんや！と（超失礼）。
登場人物の表情がわからずに、ジョークを言ってるのか本気なのか、このシーンはギャグなのか…という判断がつかずにとまどう。。。

けれど読み進むうちにそんなの全然気にならなくなった。
というか、あえてこの絵柄だからこその巨人の不気味さが際立つ。
デフォルメされバランスの崩れた巨人。
これがまた気持ち悪さを増幅する。
そして、この巨人が人間を食べるというね。。。

グロイは、救いがないわ、ほんと衝撃受けたな。
それでも続きが気になって気になって。

そしてとうとう終わってしまった。。。
途中、私の頭では理解できん展開が幾度もあった。
これなんで？これはなんでなの？と何度旦那に説明させたことか…。
特に後半、エレンが敵みたいな行動し始めてもう？？？？？？。
これも説明されなかったらわからんかったわ（あほ）。

仲間と敵の曖昧さ、どちらが悪でどちらが善なのか、めっちゃ考えさせられたわ。
どの人物も自分なりの信念や正義で行動している。
それが仲間を裏切ることになっても。
立場が逆転したら、善悪も逆転する。
よくこんなお話思いついたなぁ。。。
最初はグロさだけが際立ってたんだけど、どんどんストーリーの複雑さに惹かれていったわ。

巨人との闘い方も独創的。
しかもなんかありそうな感じで。
駆動装置とかさ、ありそうやん。

終ってしまってなんか脱力感と喪失感に襲われる感じ。
鬼滅の刃も読み終わって同じ感じに襲われたっけ。
名作って読み終わるともうこの登場人物たちに会えないんだな…という哀しさが襲ってくるね。
私のような何も考えない人には途中複雑だったけど、読み終えてみればなんかみんな悪い人じゃないよな…みたいな。
巨人も駆逐すべき悪のかたまりみたいに思ってたけど…。

ここまで善悪を逆転させる漫画あったかな（あったかも、知らんだけ）。
本当に素晴らしい漫画でした。
もしまだ読んでない方がいたら、最初のグロさは我慢して読み進めて欲しいわ。
ものっそ深い漫画だと思うから。
おすすめです。

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• 出版社/メーカー: 講談社
• 発売日: 2020/06/05
• メディア: コミック

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