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本「2と3のあいだ」舞台俳優荒牧慶彦の舞台に対する情熱と想い [本]

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本「2と3のあいだ」
 著者 荒牧 慶彦


★★★★☆ (個人評価 ★多めならおすすめ)


2.5次元俳優としても有名な荒牧慶彦。
人気俳優とプロデュース業、そして社長業としての荒牧慶彦、それぞれの想いと願い展望を語る。



荒牧慶彦 2と3のあいだ

荒牧慶彦 2と3のあいだ

  • 作者: 荒牧慶彦
  • 出版社/メーカー: 日経BP
  • 発売日: 2023/12/07
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)


超絶イケメン俳優の荒牧慶彦。
娘が好きになりそこから彼を知った。
彼が出演する舞台、ドラマ等を観始めて2.5次元というものを知った。


漫画やアニメ等の原作がある舞台。
もともとあるキャラクターを演じるため舞台としては軽く見られがち(過去)。
自身で作り上げる演劇ではなく元からあるものの物まねではないか…と言われてきたそう。


ん~。結局はさ、元が漫画やアニメだからの蔑みな気はするよね。
もう作り上げられた世界観、それをそのまま踏襲し、しかも原作人気で成功する。
だからこそ生粋の演劇人(?)からは独自性がなく演劇としては下に見られてしまっていたと。
ただ、まっきー(荒牧慶彦)や他の俳優陣の活躍によりその地位はどんどん向上してきている。
実際、2.5次元俳優を出演させた舞台って完売御礼じゃない?
てか、全然チケット取れないんですけど??
推しができてその出演舞台を観にいく。
そして他の出演者さんをも好きになり舞台を何度も観にいくようになる。
そしてそのことは口コミ(Xやインスタ)で拡散され興味を持った人がまた舞台を観にいく。


2と3の間.jpg


ファンをいかにつかむか、そのファンに実際に舞台に来てもらうようにするには…それをまっきーは俳優業だけでは足りないと感じ自らプロデュースし企画立案からすべてをこなそうとしている。
例えば「アクターズリーグ」という舞台俳優たちを一堂に集めたイベントがある。
彼らの人気により、東京ドーム、日本青年館、武道館が満員になる。
企業や、エンタメ業界に広く知らしめることができる。
彼らを使えば人が呼べるよ、大量のお金が動くよ、それだけの客を掴んでいるよと。


そのことが彼らの舞台を増やす要因となる。
客が呼べる…これほど大きな力を持つメリットはないんじゃないかな。
チケットがさばけるかどうかは、舞台の成功に大きな貢献をしているはず。
どれだけ良い舞台でもチケットが売れなければそれは失敗になってしまう。


2.5次元俳優を推してる私が体感しているもん。
人気俳優が出る舞台ってチケット取れない…。
新作舞台のお知らせが出るたびに、え?その箱でチケット取れる?また激戦ちゃうの?と不安になることも多々あるからね。


その意味では現在の2.5次元俳優の人気ってすごいと思ってる。
ただ未だにエンタメ業界にそれが広く知られてないんやろかね。
テレビが衰退してるからテレビに出て欲しいとかはないけどさ。


ミュージカル刀剣乱舞から始まった私の2.5次元舞台。
今では推しの出る舞台は全部観劇するし、イベントも行くし、なんなら推しの仲良し俳優さんの舞台も観る。
今まで舞台観劇というのは趣味には入ってなかったのに、推しができたことで舞台観劇も趣味になりましたわ。
生で観る迫力、一回一回微妙に変わる楽しさ。
舞台の面白さにハマった。


まっきーが自分含めて後輩たちや同僚たち舞台俳優の将来を見据えて行動していることに感動。
それはファンファーストの彼らしくもある。
彼らが今後も活躍していくためにはファンの存在は必須。
特に舞台を観にきてくれるお客さんをどれだけ掴めるかにかかってる。


彼がプロデュースした「club キャッテリア」
彼が目指すお客さんと俳優双方が楽しめる舞台そのものだった。
本当に楽しかった。今でも楽しかったね~って娘と言いあうことがあるくらい。
客降りや、コール、パラパラ、ライブパート、もうねすべてがファンを楽しませることに特化した舞台。
そしてそんなファンの反応を見て同じように俳優さんたちも楽しんでくれてた(と願う)。
今夏第二弾が開催。東京大阪と二都市で開催。
すでにチケットは購入済。めっちゃ楽しみ!


この本は荒牧慶彦という俳優、そして人間としての荒牧慶彦も素晴らしいと改めて知ることができる。
あれだけイケメンでスタイル良くて演技も殺陣も素晴らしい男性がさ、俳優だけじゃなくて今後の演劇界をも背負って牽引していこうとしてるのすごくない?
容姿にあぐらをかいてもよさそうやのに。
それだけ美しいのに。
すごいわ。尊敬しかない。


まっきーが語っている言葉で一番共感した文


演劇は人間が生きていくうえで必ず必要なものではないかもしれません。
でも人生をより豊かに幸せに生きるためには必要だと考えています。
演劇は「人生を豊かにするための小さな幸せ」


まさしくこれ。これだよね。
舞台を観て熱量溢れる演技を見て、推しのカッコよさにしびれ、物語に引き込まれ、演出に驚き確実に人生を豊かにしてくれてる。
確かに人生に必須ではないかもしれん。
でも好きな人にとっては必須になるんだよね。
生きる楽しみであり糧でもありそのために働いてるまである。


そういう演劇の未来を考えるまっきー。
あなたは最高です。
すべてが最高です。
これからも応援しています。
良い本でした。
2.5次元、舞台、演劇を愛するすべての人に読んで欲しいわ。


 




















タグ:荒牧慶彦
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