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本「楽園の真下」小さな島で巨大カマキリが… [本]

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「楽園の真下」
 著者 荻原 浩

★★★★☆ (個人評価 ★多めならおすすめ)

一週間に一度しか船が行き来しない志出島。
ここで数十センチにもなるカマキリが発見される。
あまり話題にもならなかったが、フリーライターの藤間は頼まれた本の取材のため島を訪れる。
しかし彼の興味は他にあった。
この島では自殺者が増えているのだ。
妻を自殺で亡くしている藤間はその理由を探るためもあり、島を訪れる。

楽園の真下 (文春文庫)

楽園の真下 (文春文庫)

  • 作者: 荻原 浩
  • 出版社/メーカー: 文藝春秋
  • 発売日: 2022/04/06
  • メディア: Kindle版


自殺者と巨大カマキリとの繋がりは???
というお話ですが。

すみません、私最初からわかってました、すべて。
誰に謝ってるのかは知らんけど。
だって、自殺者は全員水に飛び込んで死んでるんやで?
ね?これでわかる人はわかるやん。

カマキリと言えばこれ…これと言えばカマキリ…というものがあるやん。
めっちゃキショいやつ。
当然これは、小説の半ばで判明します。
わりにお話のキモになる部分なんで濁しますけど。

で、私はすべてを見通した神の目線で読みました。
私にはわかってたんで!!!
あ、この人やばいやん…などもわかってました。

けどね、それでもめちゃくちゃ面白いんよ!!!!!
自殺者との関係とかもいいけど、それよりも巨大カマキリとの死闘!!!
ラスト付近で行われるこの死闘がもう手に汗握る展開。
いや~もうめちゃくちゃ面白かった!!!

藤間は独自で取材をするんだけど、その途中で秋村という准教授と知り合う。
彼女は生物研究センターにいる所長さん。
彼女と共に真相を探るんだけど、二人のキャラクターも好き。
二人とも大切な人を亡くしたという共通点があり、ともに心に傷を負ってる。
でもそれを乗り越えて島の人々を救うために奔走する。
巨大なカマキリのことを最初は信じなかった人たちが、その姿を見て驚愕するのも楽しかった~。

巨大カマキリってのがもういいやんか。
それでなくてもカマキリ怖いやん。
泡みたいな卵産んでさ。
そこからもう無限にうじゃうじゃ小さいカマキリ出てくるの知ってる?
小さいカマキリ。完全にカマキリの形してるやつ。
もうあれが恐ろしい。。。
それに成虫になってからも怖いやん。
鎌持ってるんよ?
完全に暴力的なやつやん。
殺す気満々な虫やん。
そいつが1メートルほどになってみ?
いやいやもう化け物。
宇宙生物。
怖すぎるわ。

楽園の真下.jpg

もう一気読みよ。
面白すぎて。
それに、私には気になって気になって仕方のないことがひとつ。
主人公の藤間。
彼の今後。彼は絶対…アレやん。
大丈夫なん?
それにラストもどうやら不穏な雰囲気が。。。。
これ続編書いてくれないかなぁ。
藤間と秋村准教授の恋も気になるし。

とにかく、パニック小説…でもないのかな、よくわからんけどほんと面白かった。
虫って気持ち悪くて怖いけど、これが巨大化したらもうどうしようもないんやね。
戦える気がしない。
とにかく超おすすめ。面白かった!

 


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