本「インドかよ!」イギリスの大学生が三か月のインド旅行に! [本]
「インドかよ!」著者 ウイリアム・サトクリフ, 村井 智之
★★☆☆☆ (個人評価 ★多めならおすすめ)
いたって普通のイギリスの19歳の大学生デイヴがひょんなことから三ヶ月のインド旅行に出かけることに。
実は親友の彼女に恋をして、あわよくば彼女とH…という下心のせいだった。
しかし出発前から彼女とは険悪なムード。
デイブが皮肉屋という事もあり、とうとう途中で彼女に捨てられたった一人でインドを旅するはめになってしまう。
孤独感、ホームシック、壮烈な下痢等々デイヴは最後までインド旅行を終えることができるのか?!
最初にインドに本で触れたのは椎名誠さんだったなぁ。
「わしもインドで考えた」…だったかな。
めちゃくちゃ面白くて椎名さんの著作をむさぼり読んだ記憶が。。
まぁインドにはあまり行きたいとは思えないな。
不衛生な国にはムリだわ。胃腸弱いし。
デイヴは最初、インドを旅する、何もかも知ったような顔のバックパッカー達をどうしても皮肉ってしまう。
ところが途中自分自身もその旅人達と同じなのだと気がつく。
インドにいる間中、不幸で鬱でつらかったにも関わらず終ってしまえばすべてが良い想い出になっている。
それこそが旅の真髄なのかもなぁ。
ま、インドに行こうが文明国へ行こうが自分探しはなかなかできないという事か。
裕福な国民が貧困層の人々を理解しようとしても所詮は上から目線の自己満足に過ぎないのかもしれない。
インドに行って何かを得た気になっていても、所詮それは旅人目線であって、自ら成長したと思っていても自己満足の域を出ないのだろう。
インドに行くと人生を悟った気になるのってわかるなぁ。
なんかそういう国のような気がするもんね。
あ、でもこの本はなんかよくわからんかったわ。
旅行記でもなし、自分探しでもなし、ただのだめ大学生の青春(性春ともいう)の一幕を切り取ってみました…みたいな感じ。
どうせインド旅行の話を読むなら椎名誠さんをおすすめ!
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