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本「過ぎし日の絆 上・下」白人夫婦になぜか黒人の子どもが生まれた…家族の絆が試される… [本]

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「過ぎし日の絆 上・下」
著者 バーバラ・デリンスキー

★★★☆☆(個人評価 ★多めならおすすめ)

34歳のインテリアデザイナーのダナは弁護士の優しい夫ヒューと共に幸せの絶頂にあった。
待望の赤ちゃんを産んだその日…家族の絆を再認識する出来事が。。。
ダナもヒューも白人なのに赤ちゃんは小麦色の肌をしていたのだ。
ヒューは家系をずっと遡れる上流階級の出であり、ダナは母を事故で亡くし父親は行方不明という事もあり、ダナの家系にアフリカ系がいるのではと、もしくは不倫を疑われてしまう。
疑いを隠し切れない動揺するヒューに対しダナは愛情を持ち続けることができるのか。
ダナは行方不明の父を探す事に。
そして驚愕の事実が判明する。 


過ぎし日の絆 上 (扶桑社ロマンス テ 5-19)

過ぎし日の絆 上 (扶桑社ロマンス テ 5-19)

  • 出版社/メーカー: 扶桑社
  • 発売日: 2007/09/01
  • メディア: 文庫

過ぎし日の絆 下 (扶桑社ロマンス テ 5-20)

過ぎし日の絆 下 (扶桑社ロマンス テ 5-20)

  • 出版社/メーカー: 扶桑社
  • 発売日: 2007/09/01
  • メディア: 文庫




アメリカ社会におけるマイノリティーの位置、人種差別に焦点を当て、崩壊していく家族、再生の物語。
出てくる人々はすべて弱さを持った普通の人間。
そしてその弱さを認めることによって周囲の愛情を確認し、前向きに生きていけるようになる。

しかし島国の日本、同じ日本人の間ですら差別が歴然と残っていて、肌の色が様々な外国なら仕事や収入、すべてにおいて制約がある人々がたくさんいるのだろう。

小麦色の肌を持って生まれたリジーは今後どのような人生を送るのだろう。
きっと肌の色で哀しい思いをすることもあるんだろうな。
でも両親が娘を愛し慈しみ受け入れていれば乗り越えられるのだろう。

肌の色が違っても同じ人間に代わりはないのだが、実際に自分の家族に受け入れられるのかどうか…その立場になってみないとわからないな。
普段差別することは良くないことだと主張していても、実際に本当に心の底から差別をしていないのかどうか、再度自分を省みる必要があると感じた。

どこか優越感を持って差別撤廃を叫んでいるのであればそれは欺瞞に満ちたただの自己満足にすぎないのだから。

 

ルナ129.jpg

 

耳が折れてるからって差別しにゃいでね

【本映画過去記事】
映画「J・エドガー」初代FBI長官であったエドガー・フーバーの生涯を描く。40年以上も権力を持ち続けた男の秘密とは。
映画「告白」幼い娘をこのクラスの生徒に殺されたと告白する女教師。復讐に燃える彼女は…。
本「暗闇のソリチュード」探偵と退職警官が挑むヴァンパイアに支配された町…果たして友達を救えるのか? 

 

年末年始に!カニ!↓



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コメント 8

mitsuya

日本の芸能界でもありましたね、DNA調べたら自分の息子じゃなかったみたいな……てっきりそっち系の話かと思っちゃいましたよ(^_^)
by mitsuya (2015-12-17 09:07) 

youyou_s

>mitsuyaさま あれはひどかったですねぇ。。本当に自分の息子じゃなかったなんて。息子さんも可哀想ですし。
この小説は本当にこの夫婦の子どもなんですけどね。
肌の色が違う…ということが大きな問題になり、夫婦の絆が試されるわけです。
どっちにしても生まれた子供に罪はなく、愛されて育つ権利はありますもんね。あの芸能人の子どもにしてもね。
by youyou_s (2015-12-17 09:42) 

ニッキー

家族の絆・・・この前私の不注意でご機嫌斜めだったかみさんに「うちは皆仲良しだねぇ^^」って言ったら「私と猫は仲良しだけどニッキーは一人浮いてるよね^^」と返されました(T_T)

先代猫が爆睡してる時にお腹に顔を埋めたら危うく猫キックされるところでした(T_T)
そして圭太はどんなに爆睡していても私が近づくと起きます(*_*)
by ニッキー (2015-12-17 14:29) 

youyou_s

>ニッキーさま 今日、めちゃくちゃ寒かったのですが…。ニッキーさまのコメントも心に風が吹くようです(笑)
いやいや、そんなことを言ってても、にゃんずも奥様もニッキーさんがいなかったら絶対寂しいんですって。…そう信じましょう…。
爆睡していても気がつかれてしまうニッキーさん…。にゃんこが好きすぎてなんかのオーラが出ちゃってるんですかねぇ。奥様がもふってる時に、こっそり横から入れ替わる…ってのはどうでしょうか。
by youyou_s (2015-12-17 19:16) 

ojioji

昨日見た「相棒」6-6で、親友に裏切られて自殺したバンド青年の心臓を移植してもらって元気になった女子大生前田亜季が、運命の悪戯で、ドナーを死に追いやった相手と遭遇。その男は人気バンドのボーカルで曲もつくっていたが、自殺した親友の曲をパクってデビューしていたのだ。そいつに前田亜季はなぜか異常な胸の高鳴りを覚える。移植された心臓が反応したのか。そして人気ボーカルが殺される。スピリチュアルな匂いを漂わせながら、真犯人は実に現実的に解明された実に現実的な人物だった、というなかなか楽しめる作品。レシピエントの前田亜季の感情にドナーの心臓が影響するという設定にDNAの関連を思いました。
DNAと云えば、わが家のノルくんが生まれたキャッテリーは岡山のキャッツ・アイというところなのですが、京都時代、お世話になった、故みうめちゃんの生まれたキャッテリーAltiHappyさんのところの猫で、ノルくんと従兄弟?にあたる猫がいました。人間も六親等より遠くなると意識していないけれど、DNA的には親しい他人たちと意外なところで遭遇しているのでしょうね。
ところでルナさん、いつみてもゴージャスで、スコちゃんに見えないのですが。スコというと養老孟司先生のところのまるちゃんのイメージが強くて。ルナさんのDNAってスコクーン?
by ojioji (2015-12-20 12:02) 

youyou_s

>ojiojiさま 相棒、それ面白いストーリーですねぇ。映画では角膜移植された人が、元の人の記憶も引き継ぐ…みたいのもあるし、SFチックでオカルトチックな設定ですよね。でも実際には現実的…それはなかなか面白そうです。
ルナは、スコティッシュフォールドのお母さんと、アメリカンショートヘアのお父さんの間に生まれてます。スコの長毛はあまり見ないので貴重かもしれません。毛色はアメショーですねぇ。お耳はぺったり折れてます。愛知県のスコ専門ブリーダーさんから引き取ったのですが、5匹兄弟で、耳の折れてる子、立ってる子、短毛長毛と色々な子がいました。同じ兄弟でも全然違うものですねぇ。
by youyou_s (2015-12-20 14:06) 

ojioji

ルナさん、アメショーのお父さんだったのですか。てっきりメインクーンさんかと思っていました。長毛が素敵です。彼女の表情がうちのみうめやエリカ様(^^;)と似通うところがあって、天性の女優の資質ですね。
by ojioji (2015-12-21 09:45) 

youyou_s

>ojiojiさま 毛色がそのまんまアメショーなんですよね。それで長毛だから不思議な感じです。^^
そういえばみうめちゃんと似通ってますねぇ。高貴そうなところが(親ばかです)。
冷たい視線で見下ろすときもあれば、ご飯が欲しいと甘えてくる、ほんと天性の女優ですよ。。
あと、ちょっとしっぽの先を踏みそうになっただけでも、にゃっ!!と、さも踏まれたかのように抗議してくるとこなんかも演技派だなぁと思わされます…。
by youyou_s (2015-12-21 19:59) 

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