映画「セレンディピティ」お互い名前も知らず、でも忘れられない…偶然出会った二人は果たして運命の相手なのか?! [映画]
「セレンディピティ」2001年 アメリカ映画
★★★☆☆(個人評価 ★多めならおすすめ)
監督 ピーター・チェルソム
出演者 ジョン・キューザック ケイト・ベッキンセイル ジェレミー・ピヴェン
クリスマス前の買い物でにぎわうNYのデパート。
ジョナサンとサラはお互いの恋人に買おうと手袋に手を伸ばす。
しかし残りはあと1個だけ。
お互い譲り合うが、結局サラが買うことに。
申し訳ないと思ったサラはジョナサンに「セレンディピティ」という美味しいケーキ屋さんでおごることにする。
話し合ううち、お互い惹かれるものを感じ始めるが。
まずセレンディピティとは、素敵な偶然に出会ったり、予想外のものを発見すること。
また、何かを探しているときに、探しているものとは別の価値があるものを偶然見つけること。
平たく言うと、ふとした偶然をきっかけに、幸運をつかみ取ることである…そうです(wikiより)。
まぁそのまんまの映画ですけどもね。
ところどころ笑いが入ってて、それでいて胸がほんわかなる。
ジョナサンとサラはお互い名前も知らないまま惹かれあうけど、お互い恋人がいる。
もしこれが運命の出会いならきっとまた出会えるとサラはいい残し去っていく。
サラは本に名前と電話番号を書き、それを次の日古本屋に売るという。
運命ならきっとジョナサンがこの本を見つけるはずだと。
そしてジョナサンは紙幣に名前と電話番号を書き、その紙幣は屋台でキャンディ代として支払われる。
これも運命ならきっとサラの手元に帰ってくると。
いや、まぁ、普通ムリだけどもね。
ロマンチックではあるけどね。
本当に偶然手に入れることができたら、そりゃ運命の相手かもしれんわ。
結局お互いそのままになり、数年の時が流れる。
ジョナサンは付き合っている女性と結婚が決まる。
サラはミュージシャンの彼からプロポーズされる。
お互いが結婚すると決まったことで、再びお互いの事を忘れられないと気づく。
結婚寸前になると、ちょっと迷ったりするからね。
本当にこの人でいいのか?!みたいな。
そのノリで、再びお互いを探しあうジョナサンとサラ。
そんなん出会って数年経ってるわけやから、相手が自分を忘れてないとどうして思えるのかね。
楽観主義極まりないな。
で、何度となくすれ違いながら、お互い必死で相手を探し合う展開。
脇役キャラがいい感じ。
まず、ジョナサンの親友のディーン。
この人面白いし、おまけにものすごく親友思い。
ジョナサンがサラを探すのを一生懸命手伝う。
もう一人良い味だしてる脇役が、デパートの店員のおっさん。
メガネかけて真面目そうな中年のおじさんやのに、めっちゃ面白いねん、この人。
真面目な顔して面白い。
いや、どこが面白いってなかなか説明しずらいねんけどさ。
この人が出てるシーンは結構笑えたわ。
ジョナサン、サラ、それぞれの親友が、運命の相手探しを手伝うわけやけど、無駄だから諦めようとは言わないねん。
一生懸命探そうとするねん。
いいねぇ、こんな友達がいたら。
いやいやそんな出会えるわけないやん、やめとき、このまま結婚するのが幸せやって…と私なら説得しようとするやろなぁ。
だって、ほんの数時間一緒に居ただけの人を運命の相手と思い込むのは怖いことやんか。
そんなんで相手の事が本当にわかったとは言えないやん。
お互い舞い上がってるだけやったら、再会したときにがっかりしないとも限らない。
…私は現実主義やからね。
ま、ロマンティックラブコメディの映画やのに、そんな無粋な展開になるわけないので安心してください。
(ちゃんと履いて…じゃなくて、ちゃんと上手くいきますよ)
それぞれが探し合うそのすれ違いっぷりとか、お互いの親友の存在とか、恋人とか、そういうのでどたばたどたばたして…結局ラストは…。
という想像できうる範囲のストーリーですけど、退屈しないで観れます。
予定調和やし、あり得ないし、奇跡としか思えない展開ですが、これくらいの夢を見させてもらえたほうが映画観た!って気になります。
登場人物がなかなか魅力的ですので、バカらしい…あ、いや、めっちゃロマンチックな展開でもなかなか良かったです。
クリスマスとかにカップル(今でもカップルって言うのか??)で観るのにいいかも。
にゃんこと飼い主っていうのは
運命の出会いにゃ!!
【本映画過去記事】
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☆映画「告白」幼い娘をこのクラスの生徒に殺されたと告白する女教師。復讐に燃える彼女は…。
☆映画「理想の恋人.com」バツイチの女性が運命の相手とめぐりあうため出会いサイトに登録?!
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