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映画「まぼろしの邪馬台国」盲目の文学者宮崎康平を支えた妻、和子、夫婦二人三脚の邪馬台国探しの旅は… [映画]

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「まぼろしの邪馬台国」
2008年日本映画

★★★☆☆ (個人評価 ★多めならおすすめ)

監督 堤幸彦

出演者 竹中直人 吉永小百合 窪塚洋介 風間トオル 

島原の鉄道会社社長、宮崎康平は盲目ながら破天荒な行動力で会社を支えてきた。
ところが以前からの歴史好きがたたり社長の座を追われてしまう。
そんな康平を支えたのが、後妻に入った和子だった。
和子は放送局でアナウンサーをしていたが、観光バスガイドの指導をして欲しいと康平に誘われ島原にやってきたのだった。
康平は妻に逃げられ子ども二人抱え、社長の座をも追われてしまい、和子に求婚する。
なぜか和子はそれを受け入れ、新たな生活が始まる。
邪馬台国の卑弥呼に取りつかれた康平は和子に魏志倭人伝等を毎夜朗読させる。
そしてとうとう邪馬台国のあった場所を探しに旅に出ることに。


昭和40年代に邪馬台国ブームを巻き起こした実在する人物、宮崎康平とその妻和子に焦点を当てた映画。
実話やったんやね。

竹中直人演じる宮崎康平はちょっと性格に難がある感じ。
すぐ怒鳴るし、自分勝手やし、思いついたらすぐ実行するし。
こんな社長がいたら、会社は大きくなるかつぶれるかの二択しかないねぇ。

鉄道会社の社長である康平は、島原を活性化させようと観光バスの導入を決める。
そして地元の娘たちをバスガイドに仕立て上げる。
そのバスガイドたちの指南役に連れてきたのが、ラジオのアナウンサーであった和子。
ちょうどテレビに移行していく時代、和子は美人だったが年を取り過ぎていると言われてしまう。
そこで康平の誘いに乗り島原へと向かう。
そこで3か月バスガイドたちを指南するが、社長の座を追われた康平に求婚され、そのまま島原に住むことに。

まず、よく康平のプロポーズを受けたなぁ…と。
怒りっぽいし、我儘やし、子ども二人抱えてるし…。
和子は優しそうやったから同情したのかな…。

一緒に暮らし始めても、康平には逃げた元妻がおり、籍を入れることができない。
内縁の妻となるしかない。
おまけに、泣いて求婚したくせに和子に対し暴言の数々。
ものすご~く世話になってるのに、めっちゃえらそう。
それに対し和子も一度は切れるんだけど、結局は目の見えない彼のために立体的な地図を作ってあげる始末。
いやいや甘やかしすぎやわ。
ていうか、私やったらすぐ出ていってるわ。

邪馬台国2.jpg
映画.comサイトより画像引用

 

鉄道会社を追われた康平のライフワークは邪馬台国があった場所を見つけること。
魏志倭人伝や日本書紀等を紐解き、邪馬台国のあった場所を探そうとする。
和子と二人、様々な場所に実際に行き、肌で感じ、何年もかけて「まぼろしの邪馬台国」という考察本を出版。
それが賞を取り、世間で評判となる。

邪馬台国.jpg
映画.comサイトより画像引用 

 

そこで今度は卑弥呼の墓を探すと言う康平。
しかし旅の途中で「本当は卑弥呼はもうどうでもいい。こうしてお前と二人でのんびり旅に出るのが楽しい。
永遠にこの旅が続けばいいのに」と和子に話す康平。

この言葉で初めて康平を少し許せる気がしたわ(ずっと怒ってたんかい!)
献身的に尽くす和子に対し、我儘で暴言吐くし、なんていうか昔の夫婦像そのまんまって感じで。
妻は黙って夫に尽くせばいい!みたいなね。
でも、この言葉でまぁ許してやらんこともないな…と(なにさま!)

竹中直人の過剰な演技も、吉永小百合の控えめで上品な演技で相殺されて、良い夫婦やな~と。
綺麗すぎるけどな、吉永小百合。
一体いくつなんやろ。
年齢不詳すぎるわ。

実話やと思うから観れるけど、映画として観たときに少々退屈だという感じはした。
ただ九州の美しい景色を堪能できるし、夫婦でこんなふうに旅行できたら幸せやなぁと思ったわ。
夢を追いかける男はかっこいいけど、実際に自分のだんなやったら嫌やなぁという身も蓋もない感想で終わりたいと思います。

ルナ116.jpg

 

…自分のだんなが邪馬台国探しする!言い出したらきっと嫌にゃ
↑そうだよね!

【本映画過去記事】
本「仮面の女」真面目なカーリーが仮面をつけてセクシーに…すると一目ぼれした彼が…
映画「フィラデルフィア・エクスペリメント」1943年アメリカ海軍の秘密実験により1984年に飛ばされた二人の海兵の運命は 
映画「君を忘れない」木村拓哉、唐沢寿明主演。第二次世界大戦末期、若き特攻隊員たちの想いや恋を描く

 

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コメント 3

mitsuya

リアルタイムでは記憶にないですけどありましたね、こういうお話(^_^) ちょっと今では考えられないですけどワタクシの親の世代はこんな感じの夫婦関係が多かったんでしょうか?ウチは完全に母親の尻に敷かれてましたけどね( ̄ー ̄)ニヤリ…
by mitsuya (2015-10-23 10:01) 

youyou_s

>mitsuyaさん 昔でもきっと女性に優しい旦那様はいたんでしょうけどねぇ。うちの実父もどっちかと言うと亭主関白ですね。母は尽くす感じで。
自分が結婚してくれって言っておいて、あの態度はなんじゃい!と怒りが沸き起こりましたよ、観てて。
でも吉永小百合さん演じる奥さんは、結構耐えてて。
私なら切れて即離婚ですけども!!
by youyou_s (2015-10-23 16:28) 

栃相撲

この映画とは関係ないけど比嘉愛未さんも上品で優しい役しか出来ないと思うけど(清純で清楚でしとやかで控えめな役)。
でも比嘉さんの場合はそれで良いの
by 栃相撲 (2017-12-30 09:43) 

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