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映画「ピンポン」卓球にかける高校生の青春物語。ちょっと老けた高校生やけども… [映画]

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「ピンポン」
2002年日本映画

★★★☆☆(個人評価 ★多めならおすすめ)

監督 曽利文彦 脚本 宮藤官九郎

出演者 窪塚洋介 (ペコ) ARATA (スマイル) 中村獅童 (ドラゴン) 竹中直人(コーチ)

天真爛漫で卓球が大好きなペコ。
卓球に絶大な自信があり、幼馴染のスマイルとともに高校の卓球部に所属している。
ペコとスマイルが試合をすると、必ずペコが優位に立つ。
しかし見る者が見れば、スマイルが手加減しているのがわかる状態。
まったく笑わないからこそスマイルというあだ名がついた月本。
彼は卓球は暇つぶしだと公言し、あまり練習にも熱心ではなかった。
しかしコーチは月本の才能をかい、必死で指導しようとするのだが、月本はそれを拒絶する。

確かこの映画は評判がいいと聞いていて、ようやく観れたわ。

まずキャストがハマり役っていうのが良かったな。
窪塚洋介演じるペコ(星野)がちょっとアホで、自信過剰で、でも卓球大好きで…というのがぴったり。
彼は卓球に自信があり、練習にもあまり参加せず、町の卓球場で賭け卓球をしている。
月本はペコの幼馴染。
幼い頃、笑わない彼は苛められており、いつもペコに助けられていた。
月本にとってはペコはヒーローであった。

自信過剰なペコは、幼馴染で月本と一緒に3人で卓球をしていた佐久間に試合で敗れる。
愕然としたペコはそのまま卓球のラケットを燃やし、卓球を辞めることに。
月本は相変わらずひょうひょうとした態度でコーチの指導を嫌々ながら受け続ける。

コーチが竹中直人なんだけど、今回の映画ではキャラが薄い感じ。
珍しく。
月本の才能に気が付き、なんとか卓球への情熱を持たせようと必死に指導する。

自分より下だと思っていた佐久間に敗れ、傷心のペコだったが、その佐久間が月本に敗れ、ペコの前に現れる。
ペコの卓球は月本と、自分の憧れだったと話す佐久間。
そしてペコは再起し、卓球場のオババに特訓を受ける。

ここで初めて卓球に対し、真剣に取り組むペコ。
それまでは、過信しいい加減に卓球に向かっていたことに気が付く。

まぁ出てくる人たち全員が高校生には見えないことは置いておいて。
なかなか青春ものとしては良かったんじゃないでしょうか(何様)。
高校生くらいって、何かに必死になるのもかっこ悪い気がしたり、一生懸命やってだめだったら怖いから、理由をつけていい加減に取り組むことが多い気がする。
それを上手く描いているな~と思った。

中村獅童演じるドラゴンは、それこそ命を懸けてストイックに卓球に取り組んでいる。
それでも天性の才能を持つ月本を羨んでいる。
そしてそんな才能がありながら、いい加減な態度の月本に対して苛立ちを感じてもいる。

この中村獅童がまたつるっぱげで高校生には見えないんだよなぁ…。
顔が怖い。

みんな卓球がすんごく上手なんだけど、特にラリーとかめちゃくちゃすごくて。
これ、コートとボールが全部フルCGなんだって。
どおりでものすごいと思った。
でも嘘くさくはない。
ちゃんとラリーしてるみたいに見える。
これ演じるの難しかっただろうなぁ。
そんなことないのかな…。

よくありがちな青春スポ根ものではあるけど、窪塚のキャラとか、それぞれが上手くハマってて飽きさせない。
卓球のCGもよく出来てるし。
少なくても私は嘘くさくは感じなかったな。

これ公開された当時、卓球が人気でるかと思ったけど、そうでもなかったね。
スラムダンクでバスケが人気でたけど、卓球は稲中卓球部の方が有名かもしれんし、メジャーなスポーツにはならなかったのが残念です。

スター選手が出れば人気でるのかな。
バトミントンとか卓球ってみんな子供の頃から一度は遊んだだろうけど、これ、本気でやるとものすごい球は速いし、スピード感あふれるスポーツやねぇ。
ある程度簡単にお遊びでやることもできるし、本格的にやろうと思えばすご技になるというスポーツ。

まぁこの映画観たらちょっと卓球やってみたくなるとは思う。
所詮、温泉の卓球場でカンコンカンコンやる程度やけども。
ただこの映画の窪塚さんはあまりイケメンには見えません。

ピンポン.jpg
映画.comサイトより画像引用

ルナ128.jpg

猫パンチなら得意にゃ←あまりスピード感ないけどね…

【本映画過去記事】
映画「エンド・オブ・ホワイトハウス」難攻不落の城塞ホワイトハウスがついにテロリストの手に陥落! 
本「ゴーン・ガール 下」映画原作。失踪した妻の行方と容疑者となった夫は…。
映画「ディファイアンス」ナチス占領下のポーランドで1200人ものユダヤ人を救った兄弟がいた 



 


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mitsuya

これ純粋に面白かったですよね(^_^) ただ仰る通り誰が高校生やねん?という一点を除けば……キャストはハマりだと思うんですけどそれだけ日本の俳優の底が浅いんですかね(¯―¯٥)
by mitsuya (2015-07-31 11:13) 

ojioji

先日、録画を見ました。おふたり(^_^)がおっしゃるとおり、あまりにも高校生に見えなくて。大倉孝二や荒川良々や中村獅童(^_^;)や。この一年弱のテレビドラマ視聴修行で、同じ俳優の顔ばかり見るのは、mitsuya さまご指摘のとおりなのでしょう。はまり役だけでは食べてゆけないのか。今は遠藤憲一とか吉田鋼太郎とか山口紗弥加とか。
但し、中学生の卓球部所属率は意外と高いです。脚光を浴びる機会が少ないのは、偏に世界選手権レベルで活躍出来ないからニュースにならないだけでしょう。荻村伊智朗、長谷川信彦、河野満、小野誠治?選手たちが世界選手権で優勝していた時代は卓球人口がはるかに多く、新聞の扱いも、世界選手権前の予想などを上下にわけて掲載したり。中学生のぼくが卓球の本を買って、津山の卓球センターで友だちと日曜に打ち合ってたくらい。
運動能力の高い才能ある子は限られるので、どのスポーツに流れるかでしょうね。相撲界ですらスカウトがままならなくなって久しいです。すんません、猛暑を忘れようと書いてたら長くなって(^_^;)
by ojioji (2015-07-31 14:39) 

youyou_s

>mitsuyaさん そうそうキャストはぴったりはまってましたよね。暑苦しい中村獅童とかも。
確かに高校生に見える俳優さんにしちゃうと今度は演技力が…ってなるのかもしれませんねぇ。

>ojiojiさん なるほどねぇ。案外隠れた人気スポーツなのかも。でも今は町に卓球場ってあるんでしょうかね?温泉での卓球くらいしかする場所がないような気がします。
中学生くらいが卓球人口一番多いのかもしれませんね。あと、おっしゃるとおり、世界レベルの選手がなかなか出てこないのも一因ですよね、確かに。
テレビ放映しても視聴率取れないでしょうし。
運動神経の良い子は花形スポーツに流れますよね、そりゃ。
長いコメントも大歓迎ですよ^^ありがとうございます^^
ほんっとに猛暑ですよね…お体に気を付けてくださいね。
by youyou_s (2015-07-31 21:00) 

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