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映画「アンノウン」事故で記憶喪失に?!俺は一体誰??目が離せないサスペンス [映画]

「アンノウン」2011年ドイツ、アメリカ映画

★★★★☆(個人評価 ★多めならおすすめ)

監督 ジャウマ・コレット=セラ

出演者 リーアム・ニーソン  ダイアン・クルーガー  ジャニュアリー・ジョーンズ

学会へ出席するためアメリカからドイツへやってきたハリス博士。
ところが空港に大事なスーツケースを忘れたため取りに戻る途中に事故に遭ってしまう。
記憶が曖昧なまま妻の待つホテルへ戻ったハリスだったが、そこにはハリスだと名乗る見知らぬ男がいた。
おまけに妻までもが自分を知らないと言う。
自分はハリスではないのか?!自分の記憶に自信がなくなるハリスだったが…。

自分はハリス博士でドイツには学会で来た…とまでわかっているのに、周囲はそれを認めない。
事故で記憶障害に陥っている可能性があるだけに、自分の記憶を疑ってしまう。

なかなかに秀逸なサスペンスでしたわ。
期待しないで観たから余計に面白かったんかもしれんけど。

いろいろ想像しながら観たんだけど、ちょっと想像しきれなかったなぁ、この展開は。

一体なんで、彼は命を狙われてるのかがわからず、妻も彼を知らないと平然と言うからさ。
あれ?彼はもしかして自分が博士だと思い込んでるのか?と。

これはある意味当たっていて、違ってもいるんだけどね。
ネタバレしないで感想言うのは案外難しいな。

けど、すべてわかってみると納得いく。
なので、あれ?????みたいなことがなく、上手にまとめている点で★四つに。

事故はあくまでアクシデントであって、仕組まれたものではなかったと。
そのせいでいろいろごちゃごちゃ計画外のことが持ち上がり…という展開。
ここがすっごくうまく作られてるなぁと思った。
観てる人に勘違いさせ、考えさせ、もしかして?と思わせ…。

自分が誰かわからないというのはアイデンティティーの崩壊を意味するので、不安に苛まれるよなぁ。
あれ?自分の記憶は本当に正しいのか?みたいなことを一度でも疑ってしまったらもう何もかも信じられなくなる。

自分が自分を信じられなくなったら他の誰も信じてはくれないわな。
若年性アルツハイマーの方々もこういう不安を感じてるんだろうか…。
でも記憶って曖昧だったり、実は自分に都合の良いように記憶を書き換えてたりするもんだし、元々確固たるものがあるわけじゃない。
そんなこと私言ったっけ?ということもたびたびある私にしたら、記憶なんて信用できないわ!ってこと。

今回の映画は記憶がカギになるわけだけど、二重に仕掛けてある記憶の使い方がすごく良かった。
彼はこの事故で記憶障害になったおかげでおそらく今後の人生は良きものになるであろうと思う。
記憶を一瞬なくして良かったわけね。

そういうハッピーエンドさが良かったな。なんか。
記憶無くす系ってよくあるし、例えばマット・デイモンのボーンシリーズもそうだったけど、記憶はなくても身体は覚えてる…みたいな映画はある気がする。
でもこの映画はちょっと違ってて面白かったな。
どこが違うっていうと、えーと、だから、二重の記憶っていうか、なんていうか。

ネタバレしたくないので、気になる方は観てください。
案外面白いです。
え?なんで?と思いながら観れるし引き込まれます。

ルナ89.jpg

にゃんこは元々忘れっぽいからにゃ…

【本映画過去記事】
本「Doctor-X外科医・大門未知子Ⅱ」米倉涼子主演人気ドラマ第二弾ノベライズ
本「神々の憂鬱 暁の天使たち 2」天使の過去が暴かれる?! 
映画「映画妖怪人間ベム」醜い化け物と呼ばれても人間を助けるのか?! 



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NO NAME

(たぶん)凄腕の暗殺者の主人公が
大事な大事なカバンをうっかり忘れたり
暗殺を実行する側だった主人公が
記憶が戻った途端に阻止する側に回るのが
なんともいやはや…と思いました。
by NO NAME (2016-02-18 22:46) 

youyou_s

>NO NAMEさん なるほど、そう言われてみればそうかも!凄腕のわりにどんくさいですね。。。

by youyou_s (2016-02-19 00:45) 

ケサラン・パサラン

全くくだらないアクション・サスペンス映画。

暗殺者が、殺人というミッション遂行のために植物学者になりすましていた・・・。
が、交通事故の衝撃により、暗殺者自身の記憶が喪失し、代わりに、架空の植物学者を演じるために暗記していた「仮想の記憶」が何故か暗殺者の頭脳を占拠する。
で、暗殺者は「仮想の記憶」がリアルだと思い込むという「荒唐無稽ストーリー」なのだ。

しかも、交通事故の衝撃により、暗殺者の人格は仮想植物学者の人格に置き換わり、逆に暗殺を阻止する側に回るという展開に・・・。
暗殺者という悪玉が仮想学者という善玉へと、なぜか人間性まで変容してしまう、実に「ハチャメチャなストーリー」なのだ。
by ケサラン・パサラン (2018-03-03 21:53) 

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