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本「夢をみること」幸せを夢見て叶う…ってことある? [本]

「夢をみること」著者 リサ・クレイパス


★★★★☆ (個人評価 ★多めならおすすめ)


リバティはテキサスの田舎で貧しいトレーラーハウスに妹と母と三人で住んでいた。

父親は事故で亡くなったのだ

そして初めて心から愛した相手ハーディは貧しさから脱却するために野心を抱き町を出てしまった。

そんな傷心のさなか母が交通事故で死んでしまう。

幼い妹と二人残されたリバティは必死で働き美容師になる夢をかなえる。

都会の一流美容店で働き出したリバティはそこで大富豪の老人と知り合う。

語り合ううちに二人は年齢を超えた友達同士になり、リバティは彼の秘書になることを持ちかけられる。

心から愛する妹とともに彼の豪邸に一緒に住むことになったのだが、長男であるゲイジは彼女を父親の愛人だと思い込み冷淡な態度にでる。


夢を見ること (ライムブックス ク1-11)

夢を見ること (ライムブックス ク1-11)

  • 出版社/メーカー: 原書房
  • 発売日: 2008/02/10
  • メディア: 文庫
いや~なんちゅうかシンデレラ物語っちゅーか。
そりゃ大富豪の老人の家にいきなり転がり込んだりしたら、財産目当てとしか思われないよな。
私だってそう思うわ。大富豪ちゃうけど。富豪になったこともないけど。
良い人そうに見えても財産目当てなんだろうな、と疑うことを止められないわ。
長男が疑うのは当たり前。疑わなかったらおかしい。
そこを徐々に心をほぐしていくのがね、読んでて気持ちいいわけよ。

途中昔の愛した男ハーディが出てきたときはいらついたわ~。今ごろかいっと。
一度切った男はもういらんわな。
女性ならたいていはそうだと思う。
子供がいたりしたらまた別だろうけども。
その辺の割り切りは女性のほうがあると思う。知らんけど。
リバティの悩みは贅沢そのものだけど、誠実であることに間違いないし、なにより妹に対する愛情に胸が痛くなった。
わかる!わかるわ~。何よりも愛する対象なんだよね。
途中、娘とかぶっちゃって泣きそうになったわ。
幸せになって良かったねぇ、と心から思えるのもただの美人じゃなく妹を誠心誠意愛して育てたから。
妹のために仕事もがんばってきたわけでね。
だからシンデレラになったとしても祝福できるわ。

じゃなかったら、また「美人は得やね。けっ」という感想になるとこやった。
危なかった。
 大富豪と結婚した友達を心から祝福できるだろうか……いや、無理!!!
  • 特色: 《2020年開業》最新のハイアットに泊まる!歴史情緒漂う日本大通りエリアに立ハイアットリージェンシー横浜(2020年5月開業)

     

    地◆山下公園、中華街すぐ
  • 場所: 神奈川県横浜市中区山下町280-2
ハイアットリージェンシー横浜(2020年5月開業)
  性格悪いのは知ってたにゃ。。

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タグ:読書
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本「バイオハザードⅢ」映画のノベライズです。 [本]

「バイオハザードⅢ」著者 キース・R.A.デカンディード, 富永 和子


★★★★☆ (個人評価 ★多めならおすすめ)


T・ウィルスが蔓延し世界はアンデッドで埋め尽くされ崩壊する。
わずかに生き残った者たちはアンデッドと戦いながらサバイバル生活を送っていた。
一度アンブレラ社に捕まったアリスだが逃げ出したあとは監視衛星によって追跡される。
自分をコントロールできなくなる事態を恐れアリスは仲間と離れ単独行動をする。





いや~めちゃくちゃ面白かったわ。


映画は怖くて観れそうもないから先に小説版を読んでみた。

スーパーアンデッドの出現や、アリスのクローン、そして世界崩壊に至る過程やその後の生活すべて読み応えがあったわ。
映画のノベライズだけどどうやら映画版では描かれていない部分も補完されているよう。
世界崩壊後のサバイバル小説としても面白かった。


結局気になるから映画も観るんだけどね。


しかし続きが気になるわ!
クレアたちはアルカディアに無事到着したのか?
ジルたちは生残れたのか?
アリスたちはアンブレラを壊滅させたのか?
あああ~謎が残るわ~。


映画観るか。。。


fantasy_zombie_man.png ←これより怖い。





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本「人狼の四季」満月の夜、人狼が殺人を繰り返す… [本]

「人狼の四季」著者 スティーブン・キング


★★★★☆ (個人評価 ★多めならおすすめ)


一か月に一度満月の夜繰り返される惨劇。

それに気が付いたのは車いすに乗った少年マーティーただ一人。

人狼と少年の対決は…。


人狼の四季 (学研M文庫)

人狼の四季 (学研M文庫)

  • 出版社/メーカー: 学研プラス
  • 発売日: 2021/07/22
  • メディア: 文庫
キングの作品はほとんど読んだつもりだったけど、これは見逃していた!
アマゾンで何気なくキングの作品を検索したら見つけた一冊。狂喜乱舞。

12章からなり、一月、二月、と順番に短編で話が進んでいく。
最初は人狼の連続殺人を淡々と描き、途中車椅子少年のマーティーが登場し、話が佳境へと入っていく。いつものキングなら少年の生い立ち、家族それぞれの思い、町や景色、季節の詳細な描写があるのだけれど、この本は元々カレンダー用に書かれたものだけに細かい描写はほとんどない。
一ヶ月につき数ページ。
キングのしつこいw描写が嫌いな方でも読みやすいと思う。

町に人狼が現れてその正体の謎、そして人狼との戦い等々ありふれたお話には違いない。

けれど車椅子の少年を人狼に対峙させる事で、世の中からはみだし受け入れてもらえないモノたちがどのように生きていくべきなのか…をも考えさせてしまうのかもしれない。
ラストはなんとなく物悲しいが、少年のマーティーの賢さ勇気決断力ともに素晴らしく感動。
この家族のように身内に身体障害者を抱えた人たちの複雑な胸中をもっと深く描いて欲しかった気もするけど、まぁこれはこれでよかったのかもな。
ライトスンによる挿絵がまた良かった。

やっぱりキング好きやわ~!!!!!
まぁキングのとっかかりとして良い小説ではないかと思います。
character_hitsuji_ookami.png ←こんな可愛くはない。。


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