本「心身喪失 上下」妻子を惨殺した男は本当に心神喪失だったのか… [本]
本「心神喪失 上下」 著者 ジリアン・ホフマン
★★★★☆ (個人評価 ★多めならおすすめ)
マイアミで外科医である父親が妻と幼い子供三人を惨殺する事件が起こる。
女性検察官であるジュリアはこの事件の次席検察官となる。
残虐非道な事件であり犯人の父親は死刑求刑されると周囲が確信する中、弁護側から心神喪失の申し立てが出される。
犯人は統合失調症であり犯行時には心神喪失状態だったというのだ。
この犯人は頭脳明晰であり、病気を詐称していると主張する検察。
本当に精神障害なのかそれとも…。
そしてこの事件とともにジュリアの秘められた過去の扉が開かれる。
いや~怖いね。てか、これ日本でもよくあるよね。
犯行当時の精神状態によって無罪になるってこと。
この法律には吐き気を覚える。
病気だったら殺人してもかまわないわけ?
病気のせいで殺人したんやからしょうがないって?
確かに病気は本人のせいではないやろね。
でも殺人という行為はその時どんな精神状態であったとしても病気であったとしても許せない行為ちゃうの?
病気のせいって、じゃ殺された人はどうなるねん。
殺され損かいな。あほかっちゅーの。
しかしこの小説はそれだけでは終らないねんな。
検察官自身が…。それに殺人鬼が他にもいるような。
さて続きが楽しみだわ。
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