韓国ドラマ「京城クリーチャー」日本軍により人体実験で生み出されたクリーチャー [テレビ・ドラマ]
ドラマ「京城クリーチャー」 2023年韓国
★★★☆☆(個人評価 ★多めならおすすめ)
監督 カン・ウンギョン
出演者 パク・ソジュン(テサン) ハン・ソヒ(チェオク)
全10話 Netflix
舞台は1945年韓国。日本軍に支配される街で韓国の人々は必死に生きていた。
街で質屋を営み力を持つテサンは日本の警務官から行方不明になった愛人を探せと命令される。見つけ出さなければ資産を全て没収されてしまう。
そこで母を探しているという人探しを生業とする親子と共に捜索することに。
敗戦間近の日本。韓国を占領しているが今後の見通しは暗い。
日本軍は韓国の人々を人間扱いしていない。
傍若無人なふるまいをする日本人たち。
なので当然反日グループもいる。
見つかれば処刑されるので隠れて活動している。
大げさに表現しているところもあるだろうけど、実態はどうだったんだろう。
日本人を演じているのはほぼ韓国の役者さん。
たまに日本語が上手な方もいるのだけれどほとんどの方がさ行がしゃしぃしゅしぇしょに聞こえる。
重要人物である前田さん(日本の女性、えらいさんの娘=スヒョン)は京都弁が流暢だった。
少しおかしなところもあるけど関西弁ましてや京都弁なんて難しかっただろうに。
すごく上手だった。
ストーリーとしてはあらすじに書いたとおり、成功者であるテサンが人探しを命令されその過程で知り合ったチェオクを好きになる。
チェオクは父親と共に母親を探している。
そしてテサンが探している女性は病院にいることが判明。
潜入することに。
この病院は日本人、そして韓国の幹部富裕層しか入れない。
こっそり侵入するが、地下では人体実験が行われていた。
そして生み出された怪物は人を襲い殺す恐ろしい生物であった。
なかなかはらはらどきどきするし、日本人が韓国の人を拷問したり実験に使ったり牢屋に閉じ込めたりひどい扱いをしているのは観るに堪えなかったな。
現実にもあったかもしれんしなかったかもしれんしわからないけど。
あれを真実だと教えられたらそりゃ日本嫌いになるよな。
病院に潜入してからどきどきはらはらな展開が続くし、なんならそれが二度三度と繰り返される。
実験体で成功したのは一体だけ。
そのクリーチャーの正体がわりに肝ではある。
見た目はグロテスク。
でも元は人間。
こんな実験してなんになるんやろかね。
生物兵器として使うにしても制御できなきゃ意味ないやろに。
病院にいる院長とか日本人役の人ずっと日本語で話してて大変やったやろな。
本物の日本人を使う案はなかったんかな。
人間ドラマやテサンの哀しい過去、部下たちとの関係性、そしてテサンの不器用な恋、等々色々な要素があって面白かった。
まぁ日本人としては微妙なところもあるんだけどね。
最初は自分の事しか考えていなかったテサンがチェオクの影響からかどんどん変化していく。
捕まっていた韓国人たちを逃がす手伝いをするようになる。
親友から反日同盟に入らないかと誘われても頑なに断っていたテサン。
人を人として尊重することに目覚めていく。
ラストはちょっと驚いた。
でもこれは続きがあるんだね。
裏ボスである前田さんの反撃があるんだろうか。あるだろうな。
そして恋人たちの運命は…。
シーズン2が楽しみ。
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