本「ザ・テラー 極北の恐怖 上下」極北で氷に閉じ込められた英国艦の運命 [本]
「ザ・テラー 極北の恐怖 上下」 著者 ダン・シモンズ
★★★★☆ (個人評価 ★多めならおすすめ)
1845年北西航路を発見すべく二隻の英国艦「テラー」と「エレバス」は百名以上の乗組員と共に出航した。
ところが翌年9月北米大陸の北で氷に閉ざされ身動きできなくなった。
そして夏を迎えても氷は解ける気配がない。
極寒の中食料燃料共に乏しくなり、乗組員達は壊血病を発症し始める。
そんな中、巨大な白い怪物が乗組員達を襲い始める。
少し前に読んだ本「凍える海」と年代も違うし艦長の名前は一緒やけど実話を題材にしてるのは同じ。
まぁ似てるっちゃ似てるけど。似てるだけ。別物。
まぁ作者がダン・シモンズなんで恐怖小説にしたてるのがうまいんやろな。
どっちが面白かったかというと、こっちかな。
実話にフィクションを加えたことで恐怖感はより煽られた。
読んでて時系列があっちゃこっちゃに飛ぶし、登場人物多いし、ちょっと読みずらかったわ。
しかし北極ってのはすごいね。
氷点下50度とか想像を絶するわ。ムリ。
いくらオーロラ綺麗やからってムリ。
あと人肉食もムリ。てか、白熊もアザラシも生で食べるのムリ。
まぁこれは大昔のまだ設備も整わない時期のお話やから、今の科学力を持ってすれば食料の備蓄だって何年もできるやろし、北極に住めるくらいやもんね。
この頃の探検ってのはほんま命がけやねぇ。
一体どうなるんかと思ってたけど、ラスト…。
まぁ良かったっちゃー良かったし。
えええええええ!っちゃーえええええええ!やし。
読後感良いような悪いような…。
でも読み応えあったよ。
これは冬読んだほうがいいかもねぇ。
寒さを少しでも体感するためには。
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