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韓国ドラマ「地獄が呼んでいる」地獄からの使者が罪人を殺す?! [テレビ・ドラマ]

ダウン私のお気に入りを載せてます。見に来てねダウン


「地獄が呼んでいる」 
2021年韓国(Netflixオリジナル)



★★★★☆(個人評価 ★多めならおすすめ)



監督 ヨン・サンホ
出演者 キム・ヒョンジュ ユ・アイン パク・ジョンミン



 SEASON1 全6話


ある日突然ソウルの街に正体不明の生き物が現れ一人の男をなぶり殺しにして消えた。

捜査に当たる警察はまったく犯人を掴めない。
そんな時「新真理教」なるカルト集団の教祖が唱える説に人々は群がる。
彼はジンスと言い、これは神の裁きだと断言する。
その後も殺される人々が相次ぎ、その人々は殺される前に死の宣告を受けていた。
ジンスは罪を犯した人に神が死を宣告し、地獄の使者が罪人を殺しにくるのだという。
ジンスの説を信じる「矢じり」という集団が暴走し始め、宣告されたものの家族や、新真理教の説に異を唱える人たちを暴力で制圧していく。
果たして本当に神の裁きなのか?!



地獄が呼んでいる2.jfif
yahoo.comより引用



第一話の冒頭でいきなり筋肉ムッキムキの生物が3匹現れ、一人の男を嬲り殺してしまう。
殺したあとその生物たちは跡形もなく消え去る。



殺人事件だと捜査する警察だったが、目撃談やその様子を撮影したものから見たこともない生物が殺していることが判明。
そんな時、この事象を最初から公言していた人物がいることがわかる。



新真理教と名のるカルト教団の教祖、ジンスだ。
このジンスがまた中村倫也にそっくり(どうでもいい情報その1)。
日本でリメイクするなら中村倫也でお願いします。



二人の子供を持つ平凡な主婦が死を宣告される。
そこでその処刑の様子を放映することに。
しかし彼女に何の罪があるのかがはっきりしない。
本人は罪が思い当たるのか何なのか言わない。
死を宣告された主婦は、宣告どおりの日時に地獄の使者三匹によってテレビカメラのまえで嬲り殺される。
人々はこれは神の裁きだとしひれ伏してしまう。



ここから新真理教、ジンスに傾倒する人々が増えていくことになる。
ジンスは罪を犯さないように、正義感を持って生きるよう人々を正す。
言ってることは間違ってない。正しい。
彼がそう告げることで犯罪が減ったという。


地獄が呼んでいる.jpg



罪を犯せば神が使者を送りこみ、地獄へと連れていかれる…その様子を目の前で見せられた人はそりゃ正しく生きようとするよねぇ。
これまで罪を犯してきた人たちは戦々恐々として生きることになる。



ところが、死を宣告されてもそれを公言せずこっそり殺される人が増えていく。
じゃないと、死を宣告された時点で罪人だと宣言することになり、本人のみならずその家族までが罪人だと人々から罵られることになるからだ。



こうなるよね。確かに。
そして一般人の中で「矢じり」という集団が生まれ、暴力行為を行う。
ジンスの言葉を否定したり、死を宣告された人の家族を襲う。
まぁコロナ禍でも、自粛警察が現れたもんね。この過激バージョンが矢じり。
海外だと、マスクなしの人に暴行したりするニュースもあったし、現実にありうるってことだよね。



一般人が偏った正義感から私的に攻撃したり取り締まりを行うのが自粛警察。
矢じりと一緒。誰も頼んでないのに。自分の中の正義感で行動する人。
神様に反抗する人間は暴行しても、なんなら殺しても罪にはならない…とする思考。
そういう集団がいることで、人は自分の意見を言えなくなっていく。



こんな風に地獄からの使者に殺される人、そして新真理教が台頭していく様子、が描かれていく前半。


生きてきてどんな罪をも犯してないと言い切れる人ってどのくらいいるんだろ。


罪には重さがあるのだろうか。
例えば軽い嘘だったり、人を泣かせてしまったり、それも罪だよね。
殺人だけじゃない。
どこまでの罪が裁かれるのか…それもわからない。
きっとみんな次は自分なんじゃないかと怖いと思う。



でももし罪を犯した人が殺されるなら、まずギャングや麻薬密売業者や他に先に殺される人がいるんじゃない?と思ったわ。


捜査する警察の人は、昔奥さんを殺されている。
娘はそれを自分のせいだと自己嫌悪の中生きている。
そして殺した犯人は出所し、普通に生きている。
未だ地獄の使者は来ていない。
娘はジンスに心酔しており、新真理教のお手伝いをしている。
警官はそれを当然面白くないと感じている。
まぁここも、えええ~それは…という展開になるんだけどもね。


テレビカメラの前で殺された主婦には二人の子供がいた。
彼らは矢じりから、罪人の子供だと狙われる可能性があった。
子供たちを逃がそうとする弁護士。
その弁護士も、罪人を庇う悪人として矢じりが襲う。



なんか地獄の使者そのものよりも、神の裁きだと信じる人たちの方が怖い。
当然それを描きたかったんだろうけど。
色々と??と思うことがあるんだけど、前半ラスト近くには驚愕の事実が待ち受けている。
これはきつい!!!と思える展開に。




6話だけど、前半はジンスと警官のやり取りと新真理教が台頭していく様子が描かれる。
後半は、その四年後すっかり新真理教が牛耳っている世界。
そこでテレビ局に勤める男と妻、そしてその子供…のお話。
このテレビ局に勤めている男性は椎名桔平似(どうでもいい情報その2)。
前半の終わりで真実(あくまで少しだけ)が明かされ、それが証明される出来事が後半起こる。
それを人々に知らしめようとする人たち、それを矢じりを使い阻止しようとする新真理教、を描く。



まだまだ続きがありそうなラスト。
わけのわからない出来事により、人が殺されていく世界。
それに理由付けし、そこからはみ出る者を決して許さないディストピア社会。
怪物が人を殺す…そういうモンスターモノにしていないとこがほんとすごいと思うわ。
あくまでそれは出来事であって、主役ではない。
それによって人々がどう考えどう行動するのか…が焦点となってる。



イカゲームも面白かったけど、これもまた面白いドラマです。
おそらくシーズン2はあるんだろうな。
観てみてね。




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