本「夢をみること」幸せを夢見て叶う…ってことある? [本]
「夢をみること」著者 リサ・クレイパス
★★★★☆ (個人評価 ★多めならおすすめ)
リバティはテキサスの田舎で貧しいトレーラーハウスに妹と母と三人で住んでいた。
父親は事故で亡くなったのだ。
そして初めて心から愛した相手ハーディは貧しさから脱却するために野心を抱き町を出てしまった。
そんな傷心のさなか母が交通事故で死んでしまう。
幼い妹と二人残されたリバティは必死で働き美容師になる夢をかなえる。
都会の一流美容店で働き出したリバティはそこで大富豪の老人と知り合う。
語り合ううちに二人は年齢を超えた友達同士になり、リバティは彼の秘書になることを持ちかけられる。
心から愛する妹とともに彼の豪邸に一緒に住むことになったのだが、長男であるゲイジは彼女を父親の愛人だと思い込み冷淡な態度にでる。
いや~なんちゅうかシンデレラ物語っちゅーか。
そりゃ大富豪の老人の家にいきなり転がり込んだりしたら、財産目当てとしか思われないよな。
私だってそう思うわ。大富豪ちゃうけど。富豪になったこともないけど。
良い人そうに見えても財産目当てなんだろうな、と疑うことを止められないわ。
長男が疑うのは当たり前。疑わなかったらおかしい。
そこを徐々に心をほぐしていくのがね、読んでて気持ちいいわけよ。
途中昔の愛した男ハーディが出てきたときはいらついたわ~。今ごろかいっと。
一度切った男はもういらんわな。
女性ならたいていはそうだと思う。
子供がいたりしたらまた別だろうけども。
その辺の割り切りは女性のほうがあると思う。知らんけど。
リバティの悩みは贅沢そのものだけど、誠実であることに間違いないし、なにより妹に対する愛情に胸が痛くなった。
わかる!わかるわ~。何よりも愛する対象なんだよね。
途中、娘とかぶっちゃって泣きそうになったわ。
幸せになって良かったねぇ、と心から思えるのもただの美人じゃなく妹を誠心誠意愛して育てたから。
幸せになって良かったねぇ、と心から思えるのもただの美人じゃなく妹を誠心誠意愛して育てたから。
妹のために仕事もがんばってきたわけでね。
だからシンデレラになったとしても祝福できるわ。
じゃなかったら、また「美人は得やね。けっ」という感想になるとこやった。
危なかった。
大富豪と結婚した友達を心から祝福できるだろうか……いや、無理!!!
性格悪いのは知ってたにゃ。。
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タグ:読書
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