本「人狼の四季」満月の夜、人狼が殺人を繰り返す… [本]
「人狼の四季」著者 スティーブン・キング
★★★★☆ (個人評価 ★多めならおすすめ)
一か月に一度満月の夜繰り返される惨劇。
それに気が付いたのは車いすに乗った少年マーティーただ一人。
人狼と少年の対決は…。
キングの作品はほとんど読んだつもりだったけど、これは見逃していた!
アマゾンで何気なくキングの作品を検索したら見つけた一冊。狂喜乱舞。
12章からなり、一月、二月、と順番に短編で話が進んでいく。
最初は人狼の連続殺人を淡々と描き、途中車椅子少年のマーティーが登場し、話が佳境へと入っていく。いつものキングなら少年の生い立ち、家族それぞれの思い、町や景色、季節の詳細な描写があるのだけれど、この本は元々カレンダー用に書かれたものだけに細かい描写はほとんどない。
一ヶ月につき数ページ。
キングのしつこいw描写が嫌いな方でも読みやすいと思う。
一ヶ月につき数ページ。
キングのしつこいw描写が嫌いな方でも読みやすいと思う。
町に人狼が現れてその正体の謎、そして人狼との戦い等々ありふれたお話には違いない。
けれど車椅子の少年を人狼に対峙させる事で、世の中からはみだし受け入れてもらえないモノたちがどのように生きていくべきなのか…をも考えさせてしまうのかもしれない。
ラストはなんとなく物悲しいが、少年のマーティーの賢さ勇気決断力ともに素晴らしく感動。
この家族のように身内に身体障害者を抱えた人たちの複雑な胸中をもっと深く描いて欲しかった気もするけど、まぁこれはこれでよかったのかもな。
ライトスンによる挿絵がまた良かった。
この家族のように身内に身体障害者を抱えた人たちの複雑な胸中をもっと深く描いて欲しかった気もするけど、まぁこれはこれでよかったのかもな。
ライトスンによる挿絵がまた良かった。
やっぱりキング好きやわ~!!!!!
まぁキングのとっかかりとして良い小説ではないかと思います。
←こんな可愛くはない。。
コメント 0