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映画「オムライス」街を歩けば色々面白いことに出会える…妄想空想で楽しむ散歩写術映画。 [映画]

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「オムライス」
2011年日本映画110分

★★★☆☆(個人評価 ★多めならおすすめ)

監督 木村祐一

出演者 木村祐一 明石家さんま 泉谷しげる 板尾創路 ピース 品川 千原ジュニア 

ふとオムライスを作ろうと思い立った男。
でも冷蔵庫には材料がなかった。
街に出かけ材料を調達。
その道中で見かけた看板や物、ポスター、それらを見ながらいろいろ空想想像する男。

オムライス [DVD]

オムライス [DVD]

  • 出版社/メーカー: よしもとアール・アンド・シー
  • 発売日: 2012/03/07
  • メディア: DVD
オムライス 【DVD】

ストーリーがあるわけではなく、ただただ木村祐一が街を歩き、ふと気になった物を写真に撮る。
そしてどんな物語があるのかを想像する。
写術というらしいですな。

 

オムライス.jpg
映画.comサイトより画像引用

 

とにかく出演者は豪華。
おそらく仲良しの芸人さんは総出演なんだろうな。
どの人もこの人も観たことある人ばかり。
中には俳優さんもいたり。

 

オムライス2.jpg
映画.comサイトより画像引用

 

日々のなんてことない風景を切り取って、こんなことがあったのだろう、こういう会話がなされたんじゃないか…等々勝手に想像する。
オムライスを作るため材料を買いに行く…その道中で出会ったちょっと気を惹かれるものに対して、木村祐一が考えたことをそのまま映画にしてる。

例えば、商店街の布団屋さんの店先。
手書きのPOPの片隅が破れている。
そこで想像のシーン。
おかみさんが電話しながら店先に出てくる。
これが森三中の大島。
電話で話しながらなんか書くものを探し、躊躇なくPOPの片隅にメモを取り、それを破って店の中へ。
そういうシーンがあったのだろうなと想像し、破れたPOPの写真を撮る木村祐一。

気になった物すべてに物語があって、それぞれの空想シーンをお笑いの人たちが演じる。

 

オムライス3.jpg
映画.comサイトより画像引用

 

これ、映画にする必要あるか?とも思った、確かに。
なんかブログにでも載せたらええんちゃうの…程度のお話。
ただ、普通に街を歩いているだけでは気がつかない、常に面白いことにアンテナを立ててるからこそ、これだけ思いつくんだろうなと。

お買い物に行っても、通勤途中でも、きっとなんらかの出来事が起こったり、気になるものがあったりするんだと思う。
でも気が付かない。気が付いていない。
歩いていても、何かしら考え事をしてるし、周囲に注意を払っていないから。
この映画の木村祐一は目がテレビカメラみたいになってる気がする。
周囲全てを映していて、その中でふと気がつくものをズームアップする。
考え事をしていては気が付かない小さなことも。

こういう散歩っていいなと思った。
普段あまり気にも留めていない風景でも、よく見てみたら面白かったり、変わっていたり、その看板で想像してみたり。
普通POPが破れていても気にも留めないよねぇ。
でも木村祐一はそこから想像を膨らませていく。
どんなものからも物語を作り出すのはすごいなぁと思ったわ。

笑えるかっちゅーと、くすり程度で、そない面白いわけではない。
でも、ああ、きっとそんな感じのやりとりがあったやろね…と共感はできた。
いや、それはおかしいやろ…ってのもあったけどもね。

風景というのは見る人によって、全然違って見えるんやね。
ぼーーっと歩いているだけでは気が付かないものを、この映画観て、見つけるのも面白いなぁと知ったわ。
幸せも同じで、普段は当たり前のように感じてて見えてないけど、考えてみれば、普通にご飯食べれることも、暖かい布団で眠れることも、歩けることも、お仕事があることも、娘が元気なことも、両親が健在なのも、すっごくすっごく幸せなこと。
気が付かないでいれば何も思わず過ぎることでも、見ようとすればいっぱい幸せがあるってことやね。

普段からなんか面白いもんないか?と思って街を見ているんだろうな、キム兄さんは。
だから気が付ける。
不機嫌に嫌なことばっかり考えて歩いてたら絶対に見つからない。
すべらない話でも同じやもんねぇ。
普通に話したら面白くもない普通の話が、あの人たちの感性で話すと本当に面白くなってしまう。
私たちの生活の中でもめっちゃ笑える面白いシーンがいっぱいあるんだろうけど、それを他人に面白いと思ってもらえるかどうかって、話術と、その人の感性やと思う。

面白い話を面白く話せるかどうか…これってすごく難しいよねぇ。
面白い出来事でも話し方によっては、それどこが面白いの?ってなるもん。
例えば友達が駅でこけました…その出来事はその瞬間めっちゃ面白くてお腹痛くなるまで笑ったとする。
それを誰かに伝えて、同じように笑ってもらえるかどうか。
おそらくとっても難しい。
すべらない話をしている方々は、おそらくそういう出来事でもきっと笑えるように話してくれると思うねんな。
特に千原ジュニアさんとか、宮川大輔さんとかなら。
あ、小藪さんでもできるな、きっと。

ちょっと話が逸れたけど、この映画みて、お笑いの人ってやっぱりちょっと普通じゃない感性してる気がした。
ただの看板見ても、これさ~って話のタネにできるんやねぇ。
お仕事としてもあるかもしれんけど、本人が面白いことが大好きで、それを人にも伝えて笑って欲しいと思ってるんやろね。

だからちょっとした面白いことに敏感なのかもしれないな。

映画自体は、え?それで?ってなるかもしれんけど、出演者が豪華なので見ごたえもあるし、くすりと笑えるところもあるし、自分だったらこれを見て何を想像するかな?って考えるのも楽しい。
すんごく変わったパターンの映画だったことも確か。
ストーリーがないんだもんな。
ただ普段の生活に少し違った視点を与えてくれる映画だったと思いますわ。

ルナ111.jpg

 

にゃんこは細かいことによく気がつくにゃ

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松っちゃんのすべらない話大好き!↓



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