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映画「円卓 こっこ、ひと夏のイマジン」芦田愛菜初主演作。ちょっと変わった女の子、こっこのひと夏の成長を描く [映画]

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「円卓 こっこ、ひと夏のイマジン」
2014年日本映画

★★★☆☆ (個人評価 ★多めならおすすめ)

監督 行定勲

出演者  芦田愛菜 丸山隆平 八嶋智人 いしだあゆみ 平幹二朗

こっこ(琴子)は小学三年生。
団地で家族8人と暮らす。
こっこは思ったことを何でも口に出し、気になる言葉をノートに書きつづる。
かっこいいと思ったことは何でも真似をし怒られることも。
なぜ怒られるのかわからないこっこにおじいちゃんが言った言葉は…。




小学三年生というのはこんな感じやったかなぁ…と娘を思い出しつつ観た。

 

円卓.jpg
映画.comサイトより画像引用

 

こっこは、なんでも思ったことを口に出し、芝居がかっていて、かっこいいと思ったことはすぐ真似をする女の子。
例えばものもらいが出来て眼帯をしている子がいれば、真似をする。
ところが、心不全を起こした友達の真似をして先生に怒られる。

 

円卓2.jpg
映画.comサイトより画像引用

 

死にかけるなんてかっこいい!と思ったから真似をしたこっこは、なぜ叱られるのかわからない。
そんなこっこにおじいちゃんが言った言葉が「イマジン=想像する」
相手の気持ちを考える、今相手は何を考えているのか、それを想像してごらんと言われたこっこ。

小学三年生に相手の気持ちを考えろ…と言っても難しいのかもしれない。
それでも、友達に対して、言ってはいけない言葉とかはわかってたと思う。娘も私もね。
でも、ずばずば言う子も確かにいたな。
…ちょっと煙たがられてたわ。

こっこは、好奇心が旺盛で、知らない言葉を聞くと自分なりに考えノートに書きだす。
この子の将来が楽しみな感じやね。
でも、気に入らないとすぐ「うっさい!ぼけ!」と雑言を吐く。
こっこの親友は隣に住む、ぽっさん。
ぽっさんは吃音がある。
以前、こっこはこれも真似したことがある。
かっこいいと思ったから真似したのだが、これも他の人から見ればバカにしているように見えたことだろう。

ぽっさんはこっこの理解者。
吃音を真似されたことも、かっこいいと思ってくれていると知っていたため、嬉しかったらしい。
そのことで自分をかっこいいと思えたと。
なかなかできた子やわ。
でもこのことからも、こっこという子どもは誤解を受けやすいだろうなとわかる。

おじいちゃんにイマジンという言葉を教わったことで、こっこはより考えるようになる。
例えばクラスであまりしゃべらない子が、ノートの切れ端に「しね」と書いているのを見つけ、色々考える。

ただただ思いのまま生きてきた子どもが、ここで初めて他人を見つめることをしはじめる。
この人はどうしてこんなことをするんだろう、と。

夏休み、ぽっさんが田舎に行っていて、こっこが一人きりになったとき。
変質者が現れる。
こっこに顔を踏んで欲しいと頼んでくる変態男。
こっこは男の顔を踏みつけ、逃げる。
この出来事もまたこっこは深く考える。

まぁ何を考えたとかはわからないんだけどね。
ちょっとわかりにくい映画ではあったね。
なんていうか、変わった子だと思われるであろう、こっこを優しく受け入れる家族。
他人の気持ちを考えるようになったこっこの成長物語だろうとは思うんだけれど、わかりにくい。

 

円卓3.jpg
映画.comサイトより画像引用

 

ただね~。
もうひたすら芦田愛菜ちゃんが可愛いんよ!!
「うっさいぼけ」と言ってても可愛い。
やたら顔を近づけてしゃべるのも可愛い。
食べてる姿も、にらみつけてる姿も、全部可愛いわ~。
たまらんわ~。

なんでこの子はこんなに可愛くて、しかも演技力半端ないんだろうか。
天才やな。
好奇心旺盛で少し変わった女の子を自然に演じてた。
違和感なかった。

ストーリー的にはそんなに大きな事件もなく(変質者は出たけど)、ただただ小学生の夏休み。
こっこの成長も目立ってわかるわけでもない。
何が言いたいの??とわかりにくいとも思う。

この映画の魅力は、小学三年生って最後の無邪気な時間やなと思うし、それを切り取って映画にしたというところかも。
演じる愛菜ちゃんの魅力でもあるし。
本来、こっこはあの性格上、理解されないことが多いと思う。
でもぽっさんという親友と、家族、が彼女を理解し受け入れていることで彼女なりに考えて気遣いを覚えていくんだろうな。

在日韓国人の話も少し出てきて、こっこは二つ名前があるなんてかっこいいとうらやましがる。
これも小学三年生だからこそ、堂々と相手に対しずけずけ質問し、かっこいいと本心から言える。
子供同士にはあまり国籍は関係ないからね。

愛菜ちゃんがうますぎて他の子どもの演技が嘘くさく感じられるのはしょうがないね。

愛菜ちゃんもすぐ大きくなっちゃうんだろうなぁ。
残念やな。

まぁ愛菜ちゃんが好きならこの映画はめちゃくちゃおすすめですが、それ以外の方が観て面白いかどうかは微妙。
ただ、小学生の子どもを持つ親なら観てもいいかも。
大人から観て悪いことしてる!と思っても、子ども本人からしたら悪気がないこともあるってことやしね。
子どもの思いをちゃんと聞いて受け止めてあげるのが大事やと学んだわ。
だからと言って叱らなくていいわけじゃないけどね。

ルナ104.jpg

 

わたちは人の気持ちがよくわかるんだにゃ
↑確かに!

【本映画過去記事】
映画「ハムナプトラ3 呪われた皇帝の秘宝」中国の古代皇帝が蘇りこの世を支配しようとする! 
映画「劇場版TRICK 霊能力者バトルロイヤル」仲間由紀恵、阿部寛出演。一番の霊能力者は誰だ?勝てば神?
本「聖なる血―竜の黙示録」吸血鬼伝奇シリーズ第四弾。古代エジプト王が復活し龍緋比古を狙う。

 

原作読もうかな↓



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コメント 3

ojioji

芦田愛菜ちゃん、大ファンです(*^^*)
今回の記事、この映画の素晴らしい紹介文ですね。
愛菜ちゃんの演じるこっこの動きや喋りが目に浮かびます。
必見のcheckを入れました(^_^)
こっこによく似た女の子、ふたり知ってます。
ひとりは中学のとき夏休みの自由研究で、自分の生い立ちと「赤ちゃんポスト」を取り上げて文部大臣賞に。とてもユニークな子。今どうしてるのだろう。
もうひとりは高校で留学や大学のチアや女子アナになって京都から埼玉へ、そして出産^^;子育て中と何人分もの人生を生きている感じ。
芦田愛菜ちゃん、「ラギッド!」というドラマをちょっと見たら、幼さがなくなって、利発な少女になっていました。
by ojioji (2015-11-27 11:17) 

ニッキー

そう、にゃんこは絶対に人の気持ちがわかる!
そして理解した上で自分のやりたいようにする^^;
それがにゃんこですよねぇw
by ニッキー (2015-11-27 16:41) 

youyou_s

>ojiojiさま そっかぁ、ojiojiさまは色々な子どもを見つめてきた方だから、こういう映画はお好きかもしれませんね。ちょっと変わった子どもだからこそ、大人がきちんと見守り少しだけ調整してあげる必要があるんでしょうね。なんていうかこっこは将来が楽しみだと思える子どもでした。ぜひ観てください^^

>ニッキーさま ハワイ写真、楽しませていただいております!
そうにゃんこは絶対わかってやってるってこと多いですよね。夜明け前に、肉球でむぎゅーっと人のほっぺたを抑えて起こすんですが、そうやれば怒られずににこにことご飯貰えると知ってるんですよ。真っ暗な中、暖かい布団から出てご飯をあげて、またお布団に戻る…ということを怒りもせず「お腹すきまちたか~」などと言いながら毎朝やってる私は、お猫さまの言うなり…。
by youyou_s (2015-11-27 21:08) 

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