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映画「ロック ~わんこの島~」三宅島噴火により離れ離れになった飼い犬と少年の物語 [映画]

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「ロック ~わんこの島~」
2011年日本映画

★★☆☆☆(個人評価 ★多めならおすすめ)

監督 中江功
出演者 佐藤隆太  麻生久美子  岡田義徳

2000年8月の三宅島噴火。
島を離れることを余儀なくされた親子と島に置き去りになった犬、ロックの物語。
噴火により島を離れ、東京に仮住まいすることになった野山一家。
息子の芯は島で犬を飼っていたが、避難時、犬ロックは行方不明になってしまう。
後日島で瀕死のところを救われ、ようやく東京で再会。
しかし救護センターでの生活にロックは体調を崩してしまう。
島での生活を切望する芯の下した決断とは…。

【ネタばれしてます注意】 

実話を基に作られた映画。
民宿を営む野山一家。
一人息子の芯は自分がすべて世話をするという約束で子犬を飼ってもらう。
名前をロックと名付け可愛がって兄弟のように育てていた。

この時、野山家のばーちゃんが飼ってる犬が老衰のため瀕死の状態。
犬の面倒をみなきゃいけないと、ばーちゃんは避難をしようとしない。
このあたりからちょっと泣けた。
長年可愛がってきた犬が寝たきりになって、それだけでも哀しいのに、置いていけるわけないよねぇ。
結局犬は避難するちょっと前に亡くなってしまう。
ここで号泣してしもた。
あかんな、犬が死ぬシーンは。。。。  

2000年8月に三宅島が大噴火。
島民は全員東京へと避難をする。
ところがロックは逃げ出し島に取り残されてしまう。
ようやく見つかったが保護時には瀕死の状態だった。

この時も泣けたわ。
犬が火山灰でどろどろで、無人島となって火山灰が降り注ぐ島でどうやって生きていたんだろうと思うと可哀相で健気で…。

少年と再会できて幸せ~かと思いきや、ロックの体調が悪くなる。
避難所の生活がストレスになっていると。
少年の仮住まいは犬を飼うことができないから、離れて暮らしてたんだよね。
充分な散歩もしてもらえないだろうし、遊んでも貰えないやろから、病気になるペットは多かったやろなぁ。
噴火は人間の生活を壊したけど、ペットたちにも苦難を与えてしまったね。

噴火したあと、野山一家の父(佐藤隆太)が家に戻るシーンがある。
家は壊れて火山灰に埋もれている。
あれはつらいだろうな。
島に戻りたいとずっと願っていたのに、現実を見るととても無理だとわかる。
戻っても仕事もないやろしね。
それでも島民は島に帰りたいと願う。
自分の故郷というのは捨てがたいよな。
帰っても生活できるのか?大変やろに…と第三者としては思うけど、そう簡単に生まれた故郷を見捨てることはできないんやろねぇ。

体調を崩したロックは里親に貰われていくことになる。
この決断を下したのは飼い主である少年。
ロックに生きていてほしいと願ったから。
ここで少年は大きく成長することになる。
父は、ロックを預けただけで、島に帰るときには返してもらうのだと少年に告げる。

4年以上が過ぎてようやく島に帰れることになり、野山一家も東京を離れることに。
そこでロックを里親の元から返してもらうことになる。
ロックは少年を覚えていた。
一緒に島に帰り、家をみんなで修復しているシーンでラスト。

実話らしいね。
でも里親さんも哀しかったんちゃうかな。
四年も面倒見てきたのにね。
まぁ犬にとっては、愛して貰える家族の元に居られるなら幸せなんだと思うけどね。
少年であっても里親さんのところであってもね。

実話ということで、そないドラマティックな展開はない。
でも噴火という人間の力の及ばない力で島から逃げ出さなくてはならなかった人たちは大変だったろう。
家を捨てる勇気はなかなか持てないもんな。

ただね、この映画、確かに何度も泣いたけど、それは犬のことを思って泣いただけで、感情を揺さぶられたのは動物のシーンだけ。
やはり、三宅島噴火に対し、同情は覚えるけど感情移入はできなかったからだろうな。
あと、犬を飼うことの責任みたいなものを考えさせられたってのもある。
人間の都合であっちこっちと家族を移動しなければならないのはどうなんだろう。
ロックとしては少年と暮らしたかった…というラストだったけど、可愛がって愛してもらえるなら里親さんのとこでもええやんと思うんだよなぁ。
三宅島はこれからも噴火の危険はあるわけやし。
安全なとこで安全な暮らしをさせてあげてもええんちゃうやろか…とも思うから。
ロックは島を離れたくなくて檻を逃げ出した…みたいな感じやったけど、ただ単に、狭いケージに入れられて嫌だったんちゃうの?とも思ったんだよねぇ。

犬の幸せというのは、最初の飼い主に一生飼われることなんだろうか。
そりゃそれに越したことはないやろけども。
何かの事情で一度飼い主の元を離れ、数年違う家族と共に暮らしたのであれば、そのままでもええんちゃうかなと思ったのも事実。
だから、この映画に対して手放しで感動した!素晴らしかった!と言い切ることができない。

まぁ犬とか猫とか、動物系の映画はあかんわ、泣けるのわかってるもん。
でも観たいんだよねぇ。。。
たまには泣くのもストレス解消になっていい!!!!

ルナ99.jpg

わたちはずっとママのそばがいいにゃ←離さないから大丈夫♪

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映画「サハラ 死の砂漠を脱出せよ」南北戦争時代の金貨を探しサハラ砂漠へ…
映画「ウォンテッド」毎日を退屈に過ごす人へ…暗殺者の血筋ってあるのか?!

 

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