本「東日流妖異変―竜の黙示録」孤立した村で行われる儀式とは… [本]
「東日流妖異変―竜の黙示録」著者 篠田 真由美
★★★☆☆(個人評価 ★多めならおすすめ)
龍の黙示録の第二弾。
今回の舞台は現代。津軽に伝わるキリスト伝説に絡めて、ある孤立した村に起こる変異を描く。
その村では100年に一度甦るとされる「御子神」「御還り様」を祭っている。
果たしてその正体とは。
龍は一体何を考えてその村に向かったのか。
後を追う透子とライラにも魔の手が…。
今回は吸血鬼である龍の苦悩と、その対極にあるような透子の活躍ぶりが面白かったかな。
なんかちょっと夢枕獏を思い出しちゃう文章。
あそこまでおどろおどろしい感じではないけど。
設定は怪異的な感じなのに、内容はそうでもないという。。
あまり吸血鬼、龍の魅力が感じられない巻でもある。
青森の女子高生から龍に届いた手紙。
そこには村で100年に一度行われる祭りについて書かれていた。
その手紙を受け取った龍が突然いなくなった。
龍を追い、ライラと透子は東北へと向かう。
青森にはキリストの墓伝説があった。
龍が向かったのはそのせいだったのか?
透子のキャラがなんか飛びぬけててちょっと違和感。こんなにあっけらかんとしたキャラだっけ?
どんどん人間離れしていくような。。
ラストの村の異様なお祭りとか伝奇ものっぽい今回。
やはり龍はあまり活躍せず周囲が頑張ります。
まぁでも次の巻も楽しみだわ。
基本、吸血鬼ものは好物なので。
吸血鬼というよりただただイケメンが好きにゃん?←するどい
【本映画過去記事】
☆本「冬空に舞う堕天使と」壁の花だったレディたち。彼女たちの恋と結婚は?!
☆映画「笑の大学」稲垣吾郎と役所広司のやりとりが最高!喜劇でラストは感動…
☆映画「 ダイ・ハード/ラスト・デイ」運の悪い男マクレーンの今度の不運とは?!
コメント 0