本「クラッシュ・プレイズ 嘆きのサイレン」デルフィニアの登場人物による新シリーズ。 [本]
「クラッシュ・プレイズ 嘆きのサイレン」著者 茅田 砂胡
★★★☆☆(個人評価 ★多めならおすすめ)
今回はジャスミン、ケリー、ダイアナ、ルゥの活躍。
宇宙空間を操行している船(宇宙船)の感応頭脳が突然狂ってしまう事件が発生。
その理由を調べに向かったジャスミンとケリー。ところがダイアナまでがまるで酔っ払ったかのような態度になってしまう。こうなったら人間の手では直せないとルゥに助けを求めることに。
クラッシュ・プレイズ 嘆きのサイレン (C・NOVELSファンタジア)
- 作者: 茅田 砂胡
- 出版社/メーカー: 中央公論新社
- 発売日: 2004/11/25
- メディア: 新書
デルフィニア戦記、スカーレット・ウィザード、暁の天使たちの続編。
これ全部読まないとこれは読まないほうがいい。
意味がまったくわからんと思う。
今での魅力的なヒーロー、ヒロイン総登場なので当然面白い。
ケリーの相棒である人工知能搭載の宇宙船ダイアナ。
それと同じように自分の意思があり通常の人工知能とは言えない宇宙船が出てくる。
ただしこちらはダイアナのように知能が高いわけではなく、なんらかの偶発的理由で人工知能がおかしくなり、自分勝手に動いているという船。
しかもそれぞれの宇宙船を狂わせるだけでなく、人間すら狂わせてしまう音波をだしている。
それを退治しようとするのだが、近づくだけでダイアナやケリー、ジャスミンまでもおかしくなってしまう。
そこで黒の天使、ルゥに助けを求めることになる。
ルゥはその音波に対抗する「歌」を発することで向こうの人工知能を狂わせるが、その威力は並大抵の破壊力ではなく…。
この巻ではルゥのすごさが際立つ。
ケリーもジャスミンもあまり活躍できないくらい。
リィとシェラも少し登場するけどほぼほぼ活躍はなし。
話の中でルゥの歌の素晴らしさを延々語るシーンがあるんだけど、実際聞いてみたくなるわ。
その歌の力で草木を甦らせることができるくらいなんだもんな。
ありえんけど面白い。
しかしSFってすごいね。
本当に未来にはこんな世界が待ってるかも…と思わせてくれるんやから。
宇宙を縦横無尽に駆け回る宇宙船たち。
惑星同士の確執。地球上なんて小さい小さい。
早くこんな世界になってほしいな。
宇宙時代が来たら地球上から戦争がなくなるにゃ?←たぶんね。
【過去記事】
☆漫画「僕になった私」男女入れ替わりの学園物語。どっかで読んだことあるような…
☆本「女王と海賊―暁の天使たち〈5〉」海賊と女王の再会…涙?いいえ、大ゲンカになりました。
☆映画「天国からのエール」阿部寛主演、沖縄での実話を基に映画化!
←ブログランキング参加してます。お手数ですがポチして頂けたら励みになります!
週刊現代で紹介された逸品が購入できます↓
コメント 0