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本「女王と海賊―暁の天使たち〈5〉」海賊と女王の再会…涙?いいえ、大ゲンカになりました。 [本]

「女王と海賊―暁の天使たち〈5〉」著者 茅田 砂胡

★★★★☆(個人評価 ★多めならおすすめ)

ルゥによって5年前に死んだケリーが若かりし頃の姿のまま甦った。
ところがそのことによって、死体再生術が完成したのだと勘違いしたクーア財閥の役員が、その方法を知るためにケリーを拉致する。
そして40年の冬眠から目覚めたジャスミンもまた、ケリーの元へ。
しかしジャスミンはケリーがずっと財閥の仕事を続けていたことに激怒していた。
元々は一年の約束で結婚し、その後は自由にしていいという契約条件だったのだ。
激怒した女王、若返ったケリー、自分より年下になった両親に戸惑うダン…この混沌とした状況をどうする?!

女王と海賊―暁の天使たち〈5〉 (C・NOVELSファンタジア)

女王と海賊―暁の天使たち〈5〉 (C・NOVELSファンタジア)

  • 作者: 茅田 砂胡
  • 出版社/メーカー: 中央公論新社
  • 発売日: 2003/07
  • メディア: 新書
ようやくようやく40年ぶりにケリーとジャスミンが再会。。
しかし涙の再会となるわけもなく壮絶な夫婦喧嘩に‥。
この巻すっごく面白かった!
二人の子供のダンの驚愕っぷりも面白かったし。
黒天使ルゥが二人を生き返らせてくれたわけだけども、ここにきて、ルゥのすごさというか神っぷりがすごくなっていく。

ルゥは夫婦喧嘩真っ最中のケリー、ジャスミンの元に現れるのだが、クーア財閥の所有するこの船に、リィの細胞が保管されていることに気が付く。
めったに感情を高ぶらせたりしないルゥだったが、これには大激怒。
そしてとうとうルゥの暴走が始まる‥。
こうなったルゥは誰にも止められないのだが。
惑星爆発の危機にまで陥れるルゥの力はすさまじい。。
果たしてこれを止められるのか?!
今回ではケリーとジャスミンの再会も見どころなんだけど、二人の息子ダンのおろおろっぷりが笑える。
若返った父親と、甦った母親、ともに自分よりも年下になっているのだから彼の困惑ぶりもわかる気がする。
普通なら喜ぶべき場面でも、驚愕の方が先にたってしまっているのも仕方ないかも。
ちょっとダンに同情してしまうくらい。
しかしほんとこのお話勢いがあって面白い。
有りえないストーリーなんだけど妙なリアルさもあり。
おそらくキャラがそれぞれ生きているかのように生き生きと描かれているからやと思う。
キャラに命を吹き込んでるって感じ。
さて、まだまだこのシリーズ、名前を替えたりして続きます。
デルフィニア戦記から延々続くこのシリーズ、ほんとに出会えて良かった小説です。
ルナ83.jpg
わたちとも出会えて良かったよにゃ?←当然です。



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